前回書いたとおり、実際の支障事項に加えて、この先のサラリーマン人生を考えたときに、不安を覚えざるを得ない状態となった。
実態としての支障は、別途書く対処策によってかなりの程度はカバーできたが、「思い出せない」とか「コロッと忘れる」場面自体は少なくないので、割りきろうと思ってはいても、どうしても脳力低下のことを意識させられてしまう。これは、メンタル的に良くない展開である。
40代半ばで体力は十分にあり、サラリーマンとして、これからさらにレベルアップしていくことをイメージしていたため、この事態を簡単には受け入れられなかった、という側面もあろう。
加えて、私にとっては、記憶力を始めとする認知機能の相対的な高さが、この組織で仕事をしていく上での大きなアドバンテージになっている(アイデアとか人脈とか、そうした力は武器になるレベルにはない)と自己分析していたので、そこが弱ってくるとなれば、キャリア的にも打撃となってしまう。この点も、将来への不安を強く感じてしまう大きな要因だったに違いない。
先々を心配してもどうにもならないことは分かってはいたし、だからこそ割りきろうとしたのだが、いかんせん脳力低下を感じる機会が多いために、簡単に気持ちを切り替えられるものではなかった。