私の友人は口をそろえてこう言います。
「ヲタ夫君って、電車男だよね!」と。
そう・・・私達のりことヲタ夫の間には、
あの電車男を超える感動のラブストーリーがあったのです!!
(さて・・・何行目までこの嘘は許されますか?)
というわけで、感じの悪い女エルメス・のりこと
思い込みの激しい電車男・ヲタ夫の物語。
のりこが道を踏み外してしまった瞬間・・・見届けてやってください。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
2000年春。
私はあるコンピューター関連会社に就職した。
私が就職した年は「氷河期」を超える「超氷河期」と言われる年。
就職試験、面接で落とされた回数は100件近く。
もう就職できるならどこだっていい!!
と、わらをもつかむ気持ちで受けたこの会社になんとか就職できた私、のりこ。
そして、内定をもらってから初めて知った事実。
それは・・・新入社員16人中、女性は私一人だということ。
な・・・なんで(°Д°;≡°Д°;)
なんで、私、受かったんだろう?
試験会場には男女比は半々ぐらいだったのに?
入社して数カ月。
新入社員は研修として、いくつかの課題を与えられ、それをこなしていくのだが
上司や教育係が席をはずせば、そこはやっぱり雑談に花が咲く。
男の子ばかりなので、麻雀、酒、漫画・ゲームなんかの話が多く
私は話しについていけず・・・
ということは全然なく、一番うるさい奴でした。
同期のみなさん、ごめんなさい。
ただ、こんな私も全然ついていけない話題があった・・・。
それはアイドルの話。
元来、芸能界や芸能人にほとんど興味がなかった私。
しかしその頃、モー娘。は人気絶頂期。
ゴマキ加入後のラブマシーンはミリオンを達成し、
辻ちゃん加護ちゃんが加入。飛ぶ鳥を落とす勢いだった。
なのに、私はメンバーの1人すらわからなかったのだ。
が・・・しかし。
新入社員の中でひときわ嬉しそうに、モーニング娘。の話をしている男がいた。
それがヲタ夫。
彼はいつも「モー娘。、辻ちゃん、加護ちゃん、ゴマキ、なっち・・・」
と、モー娘。の今日の番組の辻ちゃんがかわいかった、
おとといの番組のなっちが秀逸だった、と嬉しそうに語っていた。
これが噂のアイドルオタクって奴ですか?( ̄□ ̄;)
今まで会ったことがない人種。
見た目も超オタクだし・・・キモッ・・・。(;°皿°)。
近寄らないようにしておこう、と心に決めた。
そんな中、徐々に打ちとけていった新人達は
「新入社員みんなで、電話番号交換しようよ!」
ということになり・・・
「別にあのオタクっぽい人と電話番号交換とかしたくないんだけど・・・。」
とは思ったものの
「ま、いっか。一人だけ連絡先を教えないのも感じが悪いし、
課題は誰よりも早く進んでいるから、適当に仲良くしておけば教えてもらえるしね。」
という打算が働き、電話番号を交換することに。
ヲタ夫と向かい合い、携帯片手に番号&メアドを交換する。
ヲタ夫「俺の番号は○○○ - ”■※△☆”だよ。」
私「家電なんだ。
私の番号は090-○○○○-”■※△☆”だよ。」
私の言葉に、はじけるように顔を上げるヲタ夫。
ヲタ夫「え?”■※△☆”番?!
下4桁、まったく同じ番号だね!!(°∀°)b 」
うれしそうに、そんなことを言うヲタ夫。
私「あーほんとだ。一緒だね・・・。(^o^;)」
と、適当に合わせながらも
私 心の中「キモ・・・こんな偶然。
どうせなら素敵な人とこんな偶然に出会いたかったのに(´□`。)」
なんて勝手なことを思い浮かべつつ、作り笑顔でその場を去る私。
しかし、ヲタ夫の頭の中には
リーン ゴーン
リーン ゴーン
運命を告げる鐘が鳴り響いていた。
ヲタ夫 心の中「ズキューンキュンキュン
運命だ!これは、絶対運命だ!!
運命の相手を見つけたぞ!!」・・・・・・・・と。
しかし、この鐘の音は、のりこにとっては恐怖を告げる鐘の音でしかなかったのだった。
なれそめ?絶対ホラーでしょ?
っていうか、ストーカーでしょ?
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書きながらも、キモくて震えが止まりません。
短いけど、指が言うことをきかないので、一端切ります。
明日の朝には九州へ旅立ちます。
なれそめ記事も、C子記事も、ももクロ記事もすべて放りだしていく私をお許しください。
で、帰ってきたら実家のグチとか書く気がする。