今回の最弱伝説のお題は
「リーダーシップ」です。
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ヲタ夫の会社での肩書きは『主任』。
10人ぐらいのグループのまとめ役らしい。
しかし、それを聞いてもどうにも腑に落ちない私がいる。
友人はすこぶる少なく、
常に節目がちな視線、
末っ子であり、相手任せな性格。
オドオドとした態度。
そんなヲタ夫の姿から、会社では本当にリーダーシップが取れているのか。
という疑問がふとわいたので、ある日、たずねてみた。
私「会社でさ、部下が何人かいるわけでしょ?
あなたってリーダーシップとか、取れてるの?」
ヲタ夫「はぁ?何言ってるの?
俺ほど、リーダーシップの塊のような人間はいないよ?」
そんなの嘘だ!!
という言葉を飲み込んで話を続ける。
私「じゃあさ、今まで・・・会社に入る前にさ
リーダーシップをとったことってある?
例えば・・・班長をした、とか、委員長、幹事、代表、みたいなの。」
小学校、中学校、高校、大学と出ているんだから、
大なり小なり、何かしらしていてもおかしくない。
ヲタ夫「そうだなー。
大学の頃に、サークルの幹事をしていたよ。」
おぉ!大学のサークルの幹事。
これは、人数も多そうだし、かなりの大役なんじゃないの?
私「それって、何人の中から選ばれたの?」
ヲタ夫「それがね、俺が3年の時、幹事を決めようってことになったんだけど
3年のサークルメンバーが俺を含めて二人しかいなかったの。
で、もう一人は幽霊部員だったから、俺になったの。」
それ、消去法じゃね?
他にいなかっただけじゃね?
ヲタ夫「あ、あとね。
中学のとき、学級委員長をやったよ。」
お!!
学級委員長といえば、クラス全員をまとめる大役!
一クラス30~40人はいるだろうから、そこから選ばれたというのはすごいことだ。
ヲタ夫は自慢げに続けた。
ヲタ夫「中学1年の時にね、転校したの。
で、転校2日目に学級委員長を決める投票があって、
それで俺が選ばれたってわけ!」
それってさ・・・
イジメじゃね?
ヲタ夫「転校二日目で選ばれるなんてさ、
きっとクラスのみんなは
俺からあふれ出んばかりのリーダーシップを感じちゃったんだろうね。
俺も、抑えようとは思っているんだけど、
いつの間にかあふれちゃってるんだろうね。
ふっふっふっ。」
自信満々に笑うヲタ夫の背中に私はつぶやいた。
それってさ・・・
イジメだろ?
うらやましいほどポジティブシンキング。
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ちなみに、中学の頃のあだ名は「のりお」
大学の時のあだ名は「虫」だそうです。
どちらも「なんとなく」という理由だそうで。
「のりお」は定着しすぎて、本名だと思われるほどだったそうです。
ヲタ夫は
「これぞ、リーダーにつけられるあだ名って感じだね。」
となにやら誇らしげ。
コメレス遅れております。しばしお待ちを。