少し前の話になるが、備忘録としてこのブログを書いているので、忘れないように書いておこう。
ある朝、5歳の娘が耳が痛いといってきた。しかしながら、いつも何かしらぼやくというタイプではないものの、そこまで大事でもないだろうと、さほど気にも留めず学校に行かせた。
とすると、その夜に、やはり耳がオカシイ、といってくる。
なぜ不快なのかおかしいのか問い詰めると、小さなビーズを耳の中に入れたのだ、と白状してきた。
それはマズイ!と思い、医者に行こうか、というと、通常医者にかかるのを嫌がる娘が、進んで医者に会いたがったので、これはかなり深刻である、と受け止めた。
しかしながら、時は既に午後9時。。。Urgent Careは閉まってしまい、開いてるのは、Emergencyしかない。
Emergencyは時として数時間待たされることもある。無論、早いとすぐに対応してくれるときもあるが、そうであるとは限らない。
主人に相談したところ、ビーズが耳に入っていても死ぬことはないし、不快ではあろうが、翌日まで待って、いつものかかりつけの医者にかかったほうが良いだろうという結論に達し、娘を説き伏せて翌日病院に行くことにした。
当初は、夜普段寝る時間に、外出できることの興奮が勝り、なんとか医者にかかろうとしていた娘ではあるものの、夜中にいくと、もしかすると数時間も待たないといけない可能性がある旨を話すと、娘は、なんとか状況を理解し、翌日まで待てる、と言ってくれた。
私としては慌てふためいたものの、冷静な主人が下した結論であるし、主人の言っていることはもっともでもあるので、娘が落ち着いたところで、私は自分のPCに向かい、いつもながら仕事をしていた。
すると、15分ほど経った後で、娘が驚喜の声を挙げた。
私はどうしたのか、と娘の部屋へ駆け込むと、娘は自分で何とか耳をベッドにこすりつけたりして、耳の中のビーズを取り出したらしい。イメージとしては、以下のビーズが一つ耳の中にはいっていた、ということである。
私も嬉しくなり、娘を抱き上げては
「良かったね~‼これでドクターに行かなくて良かったし、自分でドクターになっちゃったね~。本当にすごい!!とってもえらい!!!」と褒めちぎった。
こちらの記事の一つ前のブログに書いた内容だが、娘はGoldRushの街に観光に行ってからというものの、
Gold Minerつまりは金鉱堀になりたがり、親としてはうっかり間違えてGold Digger(玉の輿)になりたいと言いかねないか心配していたわけだが、この日を機に、彼女は医者になりたいと言い出した。
自分で自分の耳の中からビーズを取り出せたということは、喜びもひとしおであり、感無量であった模様である。
1日間、自分の耳を苦しめ続けたビーズからの解放というのは、長い冬が過ぎるのが待ち遠しく、待ちわびた春の到来を楽しんでいる動物の様にも例えられる。
娘は、自分で自分の問題を解決できたことに非常に自信を持ち、医者、つまりはDoctorになりたい、と言い出した。
娘曰く、Gold Minor Doctorつまりは金鉱堀ドクターということで、全くもって意味不明であるが、何はともあれ、
問題解決ができて本当によかった。