さて、今日も病院通い。
今日はオークランドのUCSF Benioff Children Hospitalまで行ってきた。
オークランドに住んでいらっしゃる方ごめんなさい。やっぱり、治安そこまで良さそうじゃないですね。。。
ちなみに、ごめんなさい、こんなこと言うべきではないんだけれど、娘の状況がもし小児癌にかかっている、だとか心臓病があるだとか、生命にかかわり、もっと深刻であれば、もしかして気持ちに余裕がなかったのかもしれない。しかし、娘の眼は5000件に1件の非常に珍しいケースとは言えども、会う医者毎に、手術自体は普通の斜視の手術と全く同じ手術をするということで、全く大掛かりなものではなく、むしろお手軽!?な手術であり、そもそも1時間もあれば終わる手術と言われ続けていると、親としてはもちろん、眼という非常に大切な場所にメスを入れるわけだから心配なのであるが、一方で、私の心では、
「よくぞ、こんな稀なケースが私の娘に当てはまったもんだな。おかしな話だけど、そういうケースに当てはまってしまったことを誇りに思ってしまう」自分がいる。
というのも、VIP待遇を受けているように感じるから(笑)だって、超多忙なUCSFの医者が、わざわざ我が家の5歳児のために、来年まで埋まっている予定なのに、時間を空けてくれたんだって言うんだもの。
そうなのだ、今回オークランドまで会いに行ったDr.Azam Querashiは、来年まで予約で埋まっている大変忙しい小児眼科医。それが、Dr.Cooperの頼み込みで時間を割いてくださった。
今日初めてお会いしたのだが、まずは時間を割いてくださったお礼を申し上げたが
彼が最初に放った言葉というのも、「Dr.Cooper is my friend!」というではないか。
つまりは、友達が困ってるんだから、助けてあげよう、といった二人の医者の厚い友情によって、我が家の娘は救われているわけである。
実際に、Dr.Qureshiは今まであった医者とは違って、ノートを書く暇がなさそうなほど次から次へと患者さんを診ていて、実際に診てもらった時間はたったの15分もあるかないかだろう。まさに、現場!!といった雰囲気の病院であった。
でも、なぜこんなに少ない時間しか診なかったかというと、既に彼は、Dr. Kim Cooperから43ページにもわたるレポートを受け取り、既に読破しているからであり、実際に彼の助手というかレジデンシーのDr Truongも、Cyclic Esotropiaと呼ばれる超レアケースの周期性斜視について、既にDr.Qureshiから説明を受けているのか、新たにテストする内容はない、と言った感じであり、「説明受けなくても、もう知ってます」みたいな感じであった。実際にそうDr.Qureshiもおっしゃっていた。
驚いていたのは、状況を全く知らないナースである。
やたらVIP待遇であるし、彼女からしたら、周期性斜視なんて見たことないし、聞いたこともないかもしれない。
だって、Dr.Cooperですら28年のキャリアのうち、1件しか診たことがないし、Dr.Qureshiはキャリアの中で2件診ただけだと言っていた。
Dr.Qureshiの言葉を借りると、このCyclic Esotropiaというのは、斜視の患者さんのうち、たった1%しか、その発症率がないほど、非常に稀なケースだということで、
なんと、Dr.Cooperは、もし私たちがDr.Qureshiに手術をお願いするのであれば、はるばるBurlingameからOaklandのUCSF病院まで駆け付け、Dr.Qureshiと一緒に手術をしても良い、と言ってくださっているとDr.Qureshiから伺った。
これは大変ありがたいことである!!Dr.Cooperだって超多忙なのに、2人の名医が、やたら単純な目の手術のために、立ち会って手術してくださることになったら、どんなにありがたく、親としては心強いことか!!というか、もしかしたら、Dr.Cooperからしても、あまりにもレアケースであって、いったい娘の眼はどうなっているのか、自分の眼で見てみたい、という気持ちもあったのかもしれないが、是非親からしたらご経験豊富な医者に2名そろって手術していただけたら、感謝感激雨あられ状態である。
にしても、本当にVIP待遇。
医者同士が連携し、本当に助けようとしてくださってる、というのをすごく感じる。
さて、一方で、私の父も医者だったな。。もう引退したけど。。。
小児科医だった。娘から見る父というのは、申し訳ないが、そういった尊敬できる医者ではなかったな。。。あー言っちゃいけないか。
まぁ、他人から見たら賞状とか色々ともらってて凄かったんだろうけど、私からしたら株に手を出したりして、怪しい医者だった。。(笑)
何はともあれ、娘の超レアケースで、我が家はVIP待遇受けまくり!!
手術もうまくいくといいんだけど。。。まぁ、きっと簡単な手術だから大丈夫でしょう!!!