猫・怪獣怪人大百科 -2ページ目

猫・怪獣怪人大百科

猫画像とポエ~ムのブログ?

吝かと惜しむの違いがわかりません。

稟議書と申請書の違いがわかりません。

輪と円の違いがわかりません。

林と森の違いがわかりません。

臨むと望むの違いがわかりません。

隣りと傍らの違いがわかりません。

淋しいと寂しいの違いがわかりません。

鱗と羽毛の違いがわかりません。

鈴と錫の違いがわかりません。






鳴らして、

「りん」と
音がするかしないかの違いです。
【表】

老若男女問わず、抜群の知名度を誇る、
まさに文字通り[ひょう]を代表する顔。

どんな漢字とも
絶妙なコンビネーションを見せる協調性と、
持ち前の屈託無さで心を開放した社交性は、
他の[ひょう]とは同列に扱えないレベルで
公共への浸透を成し遂げているだろう。

ただし、対になる[裏]を信奉する反社会的な層や
相対的見地を重視する識者からは、
「八方美人」「思慮が浅い」「建前ばかりだ」
「隠してないふりして隠す目眩ましの傀儡」と
激しい嫌悪や懐疑的評価を抱かれるのは
知名度を持つ漢字の宿命だろう。

さらに、自主性の面においても、
訓読みの[おもて]に依存する傾向があり、
単独で何かを表明する際に
データや分類といった
整合性に強くこだわる面もある。




【氷】

体感におけるその極端な性質から、
長らく夏は渇望され冬は忌避されと、
季節によって評価が安定せず
賛否を繰り返した不遇の歴史があるのだが。

近年識字率の上昇に伴い、
そのマイナスイメージを逆手にとり、
こと美意識の分野においては
[表]すら身震いするほどの
圧倒的人気を現代では誇っている。

そのクールさに誤解されがちだが、
「霧氷上では、誰もが無表情?」
などと寒いギャグを飛ばす、
意外にお茶目な一面があるのは知られてない。




【票】

選挙に特化した
数え言葉という
認知度が余りに高く、
元来の意味を喪失しているため、
「堅苦しい」「面白味がない」と
知名度に反して不人気であるが、
漢字の識者に言わせれば
噴飯ものの世評であろう。

実は!
携帯に登録された[ひょう]35漢字中の、
11漢字という最大派閥を率いて
隠然たる勢力の頂点に鎮座した、
影の権威なのである!

もっとも再評価すべき[ひょう]に、
一票を投じたい。


ひょう批評・第1回




以降のラインナップ

第2回【兵】【俵】【豹】
第3回【雹】【憑】【拍】
第4回【鮃】【標】【漂】
第5回【嫖】【慓】【縹】
第6回【驃】【瓢】【剽】
第7回【飄】【飃】【飆】
第8回【彪】【凭】【娉】
第9回【殍】【髟】
第10回【秤】【苹】【萍】
第11回【冫】【冰】【馮】
第12回【平】【評】
しは、ひらがなのしです。

しは、あるふぁべっとのゆうとにています。


しは、さしすせそのにばんめです。


しは、すうじのよんばんめです。


しは、ちをつけるとななばんめです。


しは、えいごでしてぃです。


しは、おしえてくれるひとです。


しは、ささえてくれます。


しは、まなぶひとです。


しは、はたらきます。


しは、たたかいます。


しは、ほそいものがあなをあけます。


しは、めでみたことがあたまにつたわります。


しは、くんよみするとおもうです。


しは、すてきなみらいをねがうきもちです。


しは、さまよりみぶんのひくいけいしょうです。


しは、あなたのすべてをしってつかさどります。


しは、おねえさんです。


しは、きようです。


しは、かんでこまかくします。


しは、あたまのなかをひとにつたえます。


しは、わたしです。


しは、いきものすべてにびょうどうです。
羽ばたくわポケットの中で小鳥が
鳴る着信音にびびり強がるの愛嬌で
クールぶっても瞬く間にしおれていく
そんじょそこらにザラにいる少女だから
欲しいからって手放す勇気は、ありません。




地雷源で、タップダンスを踊る道化師に憧れます。




凛々しくワガママで馬鹿な子猫が
無くしちゃうの独りよがりで愛情を
我慢つのって幸せせがんでおびえてる
ラブソングしか歌う気がない少女だから
歌詞を知っても深くは考えて、歌いません。




毛糸で編んだチュニックは
ルール違反なんだけど
夜明けまでには完成させたいの




困惑し恋心散っておののく仔犬が
泣きじゃくるよ独りぼっちの哀愁に
感極まって、ただ悲しさに溺れていく
単純な、どこにでもいる少女だから
梨を切って溢れる露みたいに、壊れる涙腺。

売れ残った下らない商品を
[赤字覚悟]って[価値]で包装し
叩き売る年末謝恩セールで
血の色した徒(あだ)の花束を買って。

ポケットの中で体温に馴染んだ硬貨
すべての有り金をはたいて買って。

実を結ぶはずのない恋に投資。



憂い帯びた下らない傷心を
[賢しい錯誤]って[措置]で逃走し
叩き狂う粘着狂奔ルールで
稚の色した購(あがな)いの名を謀(たばか)って。

チケットの墓で台本に詰(なじ)った高架
すべての針金を奪って謀って。

実を結ぶはずのない声に凍死。



熟れ誇った下らない精進を
[浅い角度]って[余地]で妄想し
滾(たぎ)る歌 怨嗟借用ゴールデン
痴の色した痣の鼻唄謳歌して。

ロボットの漫画でライオンに因んだ効果
すべての釣鐘を破壊してたって。

実を結ぶはずのない媚びに闘志。