ズルいと悪いは違う。
大衆は何かしらの手段で利益を得た時に、その手段によってはその人を悪者扱いしがちだ。
が、そのたいていの場合、悪いとズルいを混同している。
ズルいと悪いは別の概念であって区別すべきだ。
ズルいとは、少数の人間にしかできない手段を実行して得をした者に対して使うのが正しい。
悪いとはルールを破ることによって得をした者に対して使うのが正しい。
株FXブログなので、金融商品のトレードで例を挙げよう。
資金力にモノを言わせた仕掛けや無限ナンピン、株の時間外取引、IPO株情報の先行入手、為替インサイダーなんかはズルいがそれを裁けるルールが無いので悪くない。
大衆はそういったズルい行為に対して『悪い』と烙印を押して批判する。
タチの悪いことに、そういう人間に限って自分がやっている『ズルい行為』には目をつぶる、というか『ズルい行為』だとも何とも思っていない。
なぜなら、大衆の思う『悪いこと』とは『自分たちにはできないズルいこと』を指しているからだ。(もちろん無自覚にだが)
ズルいことに対して悪い悪いと言っていても何も変わらない。
いくら行っても法による規制がかからない限り、ズルい奴はズルいことをやり続ける。
自分がそういったズルの肥やしにならないためにできることは、自分にできる『ズルい』ことを見つけることだけだ。
もちろん一朝一夕にはいかない。
見識を広げ、思考を巡らす努力が必要だ。
その努力を怠って、意味のない他人批判ばかりしたって現実は変わらない。
むしろズルい人たちはそんな奴らを見下し嘲笑っている。
自分は悪いことどころかズルいことすらしたくない!それ以外のまっとうな手段で得をしたい!みたいな馬鹿な綺麗ごとを思い描いている人は、今一度考えなおしてみてほしい。
あたなは今までズルいことを何一つしてこなかったか。
恋人を得たことがあるあなた。
その手段は恋人を作る手段が分からない人にとっては相当ズルい手段だ。
学校を卒業してエスカレータ式に就職できたあなた。
その手段は就職したくても高校・大学に行けない人にとっては相当ズルい手段だ。
なんとか趣味に勤しむ時間を捻出できたあなた。
その手段は生きるだけで必死な人にとっては相当ズルい手段だ。
客観的によく考えてみてほしい。
自分は努力をしているから、あるいは皆やっていることだから、やって当然のことだからズルくないというのは違う。
ズルいやり方で大きな得をしている人だってその大半は努力の結果その手段を手にしているし、皆がやっているかどうかは少数派であるか多数派であるかの違いしかなく本質的な良し悪しには全く関係ない。
本質的にズルくない人間などいない。
ただ、それを認めるのは難しいというのは分かる。
なぜなら自分の利益を最大化するように行動し、自分の精神的負担が最も軽くなるように物事に対する考え方を変化させるのが人間の根源的な心理だからだ。
しかしながら、それは本当は損だ。
真の意味で得をしたいのなら、ズルい奴らと対抗したいのなら、無駄に他人批判をして自分を綺麗に見せたい(あるいは自分は綺麗なのだと思い込みたい)人は、自分もズルいのだということを認め、自分のできるズルいことを探そう。
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