第五話 モスクワを脱出
・
・
・
ここはサンクトペテルブルグ空港。
ロシア最大の美術館、エルミタージュ美術館がこっから近いらしいですけど、今の僕らにとってはそんなの関係なし!!
「こっから直で成田まで行かないのかなー」
「お腹すいたねー」
そんな声がどっかから聞こえる。。
でも僕の心はただただ
「ニュージーランド旅行どうなるの?」
いやマジで。すでに家にはニュージーに向けての荷物が準備されているのに。ニュージーのために買ったものだってたくさんあったのに・・・。
全てパーになっちゃうんですか?
(;´Д`)はぁ・・・・・(長いため息)
それでも、どうしようもないことを悩んでもしょうがないので、とりあえず今日の夕食でも確保することにしました。
時刻は夜中の10時をまわってましたが、幸いにも小さな売店が開いていたので、そこで水(スパークリングウォーター)とビスケットを買いました。
さんざんトルコでいいモノを食べてきたのに、ここにきて夕食がパサパサのビスケットって・・・。
それにしても暗い空港だ。明かりが灯っているのになんでこんなに暗いんだろう。あ、そうか。心が暗いんだ・・・・って何言ってんだか。そんなこと考えてると余計暗くなる。
暗い暗い暗い・・・
そんな気持ちで、シートに横になって寝ること数時間。
目が覚めて、目に映るは疲れた顔をする皆々。
「お風呂入りたいねー」
「うん・・・・」
心も体も疲弊しきって時刻は朝の8:00。
そこへ添乗員がやってきました。
「どうやらようやくモスクワ空港が開けたようで、今から順にこっから飛行機でモスクワへ向かうそうです。」
キタ!ついにキタ!これで帰れる!モスクワに戻ってすぐに成田へ飛べば、ギリギリ帰って支度することができる!
神は俺を見捨ててなかった!!
そして10:00。モスクワへと向かう飛行機に搭乗する。なぜかまたビジネスクラスに座ることが出来た。アエロフロートからの少ないながらの気持ちだろう。
でも――
全然嬉しくないです。 早くモスクワに着けばそれでいいッス。
12:00モスクワに着き、成田までのチケットを手配する・・・。
が
そこで聞かされたのは、僕らをさらにどん底に突き落とすものでした。
「17:00にチケットを配布します」
・
・
・
17時にチケットをもらうということは、だいたい搭乗できるのは19時・・・。
つまり、この寂れたモスクワ空港でさらに7時間待てということですか。
ガク――
終わった・・・・。ニュージーランド旅行もう行けねー。仮に飛行機に間に合っても、今回のニュージーランド旅行は自転車を持っていくのが最大の目的。なのにその自転車は自宅・・。
泣いたね。トイレで半べそかいたよ俺。21にもなって。
贅沢な涙ですね。トルコ行っといてなに言ってんだよ!って思うのは御もっともです。そもそもそんなスケジュールにした俺が悪いんですから――
HISに申し込むとき言われたんですよ。
俺 「次の日からニュージーランド行くんですよ」
担当者 「もしかしたら、帰りの飛行機が遅れる恐れもありますよ」
俺 「あー大丈夫ですよ ハハ!」
・
・
・
ぶん殴ってやりたいですね!実に!!
でもさー まる1日完全に遅れたってゆうことなんだよねー。
何やってんだよアエロフロート!!いやモスクワ空港!!
いやロシア!!プーチン!!

アイアムプーチン
帰らせてくれよぉぉぉぉ
と、ここでほぼ完全にニュージーに行くの諦めてたんですね。
そしたら、旅行中に知り合ったツアー参加者のご夫婦が
「荷物を成田から自宅に送って、必要最低限の物をもってニュージーランド行きなさいよ。パスポートさえあればいけるんだから。絶対今行かなかったら後悔するよ。足りないものは現地調達すればいいじゃない。この時期のニュージーランドは凄く綺麗よ。絶対行きなさいな。」
って言ってくれたんです。
なんだろう・・・。救われた。
現地調達か。当たり前のことだったのに、気が動転して思いつかなかった。
自転車なくて一緒に行く2人の仲間の足を引っ張るかもしれないけど、そしたら一人で行動すればいいじゃん。
今行かなかったら多分家に帰って自転車を見て鬱になって、今ごろ楽しんでるだろうなーとニュージーに行ってる友人を思い、さらに鬱になって――
たぶんそれの繰り返しだ。
ニュージーランド旅行の楽しみは半減するかもしれないけど、脳というメモリーにはニュージーの大地がしっかりと記憶されるだろう。だから――
こうして、飛行機はまる1日遅れで成田に到着。
以上―
モスクワ空港を乗継する飛行機には注意されたし
―追記―
成田に着いて降りるとき、1人のCAの取った行動に俺はブチギレそうになりました。
CAってふつう「サンキュー」とか言って笑顔でさよならしますよね。
でもそのCAは笑顔を向けるどころか、腕組みして睨んできた!!
このファッキンアマ!!何様のつもりさー!?腕組みして睨んで・・・
こっちがやりたいくらいさー!!
ということで
総合評価☆☆☆☆☆ 圏外
この星0はそのスッチーに送ります。さらに永久欠番といたします!
「アエロフロートは永遠に不滅でぷー!」
第四話 帰らせてください
飛行機が遅れることを遅延と言い、天候や機材整備などによる理由が大半を占める。
旅行、帰省、出張をする人にとってはこれほど困ることはなく、なんの力もない空港職員をはけ口として、モンモンとした時を過ごす・・・。
予期せぬ事態に予定は全て狂い、大事な仕事etc・・潰れることもある。
ただただ苦痛・・・
無駄に過ぎ去る時間・・・
それが一日以上遅れる場合、空港内または空港外のホテルで一泊することを余儀なくされる。
・
・
・
「アエロフロート物語」 第四話 帰らせてください
というか帰らせてください。
お願いですから早く日本に帰らせてください。
なぜこんな目にあわなくてはいけないのでしょうか?
暗い空港 冷たいシート 募る不安・・・・
時はさかのぼり、トルコ旅行が終りイスタンブールからモスクワへと向かう飛行機の中。前にも触れたが
トルコ旅行が終わった次の日からニュージーランド旅行を企画していた。
(こんなハードスケジュールになった理由は、過去の記事 手配戦争 に書かれています。)
イスタンブールを定刻通りに出発した飛行機は一路モスクワ空港へ。
トルコを満喫した余韻と、ニュージーランドへの馳せる思いで数時間のフライトがまったく苦でもなく、快適な空の旅を楽しんでいた。
まもなくモスクワ空港に到着するというとき、一本のアナウンスが
「モスクワ空港が悪天候のため、一時閉鎖されました。この機は、ここより最も近いサンクトペテルブルグ空港に一時着陸いたします。」
・
・
・
アヘ?
モスクワ空港が一時閉鎖?・・・・マジで・・?
サンクトペテルブルグ?どこそれ?・・・え?・・どゆこと?
まだ完全に理解できていない俺を置いて、飛行機はサンクトペテルブルグ空港に到着。規模からすれば中くらいの空港だが、その暗さといったらモスクワ空港と引けを取らないほど。
機内で、モスクワ空港の状況を待つ・・・
1時間半後
どうやら、天候が回復することはなく今日はこのサンクトペテルブルグで一夜過ごすしかない模様――。
ちょっと待て!と。
マジですかそれ!?じゃあ、日本に着くのはいったい何時になっちゃうんですか! ニュ、ニュ、ニュージーランド旅行・・・・は?
出発は16日の17:00ですよ。15日の12:00に着いて家に帰って支度してという俺のプランは・・・?俺のプラン・・・プラ・・・
おえう・・
うあ・・
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・(声なき声)
そこにさらに追い討ち。
サンクトペテルブルグ空港にはトランジットホテルはないらしい。
さらに、ロシアはビザがなくては入国できない。つまり空港外のホテルを利用することも不可能・・・。
ほほう。
つまり今日は、この冷たいシートの上で一夜を過ごせということですね。
絶望だ・・・ つづく
第三話 VIPで重厚な椅子
現地時間22:30モスクワ発。
暗い空港の中数時間待ってようやくの出発。
ただ、ちょっと気分はウキウキでした。
その理由は
ビジネスクラスに座れるから!

やほーい!!
なんかねーイスタンブール行きのチケット手配が混雑してて、かなり並んだのが後の方だったんでグレードアップしたらしいんですね。
憧れのビジネスクラスですよ!初です!初! 席が違うビジネスクラス! 飯が違うビジネスクラス! 着陸したときいち早く降りることができるビジネスクラス! しつこいくらいにビジネスクラス!BC万歳!
チケットを渡されたとき眠い目こすって身震いしましたね。
[Seat No 3C]
3って!?搭乗したらすぐ席じゃないですか!いち早くすわってエコノミーへと向かう庶民を眺めちゃうんですよ。たまらんわ~ アエロフロート好きだわ~(単純)
そして機内に乗り込む
・
・
・
席に座るや否や
「ハロー ウェルカムドリンク」
ジュースを配るスッチー。
ここは高級ホテルか何かでしょうか。いやーこれがビジネスクラスパワーっつうやつなんですね。
ここは胸をはってジュースを受け取らないと・・・・
そのときでした。俺の横に座っていた女性がジュースを受け取るのに失敗して、グラスごとこぼしたんです。しかもこぼした場所が俺の足元!
ガシャン―
この糞アマ!なにすんじゃいボケ!
足元に置いてた俺のサイドバッグにかかってんじゃねえか!
「OH!Sorry・・・・」
うん。まあ謝ってくれればいいですよ。わざとじゃないんだしね。
誰にだってミスはあるものです。
・
・
・
って、なんてスッチーが謝って、こぼした本人は知らん振りなんよ!
ちょっとアジア人バカにしてるー?所詮グレードアップだからー?
はい。こっち向こうねー。窓の外見てても暗いモスクワしか映ってないよー。
ちゃんとこっち見て謝ろうねー。んー?何か考えてるのー?
(私、高い金払って乗ってル。なぜ横のジャップと同じ扱い。許さないネ。これ報復ネ。リメンバー オブ パールハーバー!)
多分この人、そう思ってるに違いないね。
まあ、バッグが濡れたといってもちょっとかかったくらいなんで、今は共にビジネスクラスに乗る友として許してあげます。
これからトルコに旅行に行くんですから、そんな小さなことで気分害してたらこの先やっていけませんからね。 (うん。なんて寛大なんだろう。)
・
・
・
というわけで、イスタンブールまでの3時間のフライトは些細なトラブルはあったものの、快適に過ごすことが出来ました。
この時点の総合評価★★★★☆
(ただグレードアップしたことだけが嬉しい)
暗い空港の中数時間待ってようやくの出発。
ただ、ちょっと気分はウキウキでした。
その理由は
ビジネスクラスに座れるから!

やほーい!!
なんかねーイスタンブール行きのチケット手配が混雑してて、かなり並んだのが後の方だったんでグレードアップしたらしいんですね。
憧れのビジネスクラスですよ!初です!初! 席が違うビジネスクラス! 飯が違うビジネスクラス! 着陸したときいち早く降りることができるビジネスクラス! しつこいくらいにビジネスクラス!BC万歳!
チケットを渡されたとき眠い目こすって身震いしましたね。
[Seat No 3C]
3って!?搭乗したらすぐ席じゃないですか!いち早くすわってエコノミーへと向かう庶民を眺めちゃうんですよ。たまらんわ~ アエロフロート好きだわ~(単純)
そして機内に乗り込む
・
・
・
席に座るや否や
「ハロー ウェルカムドリンク」
ジュースを配るスッチー。
ここは高級ホテルか何かでしょうか。いやーこれがビジネスクラスパワーっつうやつなんですね。
ここは胸をはってジュースを受け取らないと・・・・
そのときでした。俺の横に座っていた女性がジュースを受け取るのに失敗して、グラスごとこぼしたんです。しかもこぼした場所が俺の足元!
ガシャン―
この糞アマ!なにすんじゃいボケ!
足元に置いてた俺のサイドバッグにかかってんじゃねえか!
「OH!Sorry・・・・」
うん。まあ謝ってくれればいいですよ。わざとじゃないんだしね。
誰にだってミスはあるものです。
・
・
・
って、なんてスッチーが謝って、こぼした本人は知らん振りなんよ!
ちょっとアジア人バカにしてるー?所詮グレードアップだからー?
はい。こっち向こうねー。窓の外見てても暗いモスクワしか映ってないよー。
ちゃんとこっち見て謝ろうねー。んー?何か考えてるのー?
(私、高い金払って乗ってル。なぜ横のジャップと同じ扱い。許さないネ。これ報復ネ。リメンバー オブ パールハーバー!)
多分この人、そう思ってるに違いないね。
まあ、バッグが濡れたといってもちょっとかかったくらいなんで、今は共にビジネスクラスに乗る友として許してあげます。
これからトルコに旅行に行くんですから、そんな小さなことで気分害してたらこの先やっていけませんからね。 (うん。なんて寛大なんだろう。)
・
・
・
というわけで、イスタンブールまでの3時間のフライトは些細なトラブルはあったものの、快適に過ごすことが出来ました。
この時点の総合評価★★★★☆
(ただグレードアップしたことだけが嬉しい)
第二話 寂れた空港
無事モスクワ空港に降り立った俺らの乗った飛行機。
外の気温はアナウンス曰くマイナス12度。
そんなマイナスの大地に降り立った飛行機は、滑走路の真ん中で停止。
まさか・・・
そのまさかで、乗客全員凍える大地に下ろして、バスがお出迎えしてくれました。なんてサービスだ♪ お前ら客を殺す気か?
マイナス12度の中、一台のバスで100名近くの乗客を運ぶ。当然、第一陣が出発してしまうと、第二陣は外でバスが帰ってくるのを待つ。
その間7分・・・・
そのときの格好、セーター1枚。
成田暑かったから上着を預けるバッグに入れちゃったんですねー。
まさかこんな場所に下ろされるなんて夢にも思いませんでしたから。
それはもう口からブリザード吐いてるみたいに白い蒸気が立ち昇ってます。
こんなコールドブレス見たことねえ”
足の芯から震えがきたころ、ようやくバスが戻ってきました。
・
・
・
現地時間午後7時。
空港内はあの大国ロシアとは思えないほどの寂れていた。
免税店はあるけど、狭い通路の両脇にポツンポツンとある程度。
それでも店の姉ちゃんは綺麗だった。それだけが救いだった。表情はまったく笑ってないけどそれだけが救いだった。空港の妖精がたくさんいた。
そしてトイレは案の定臭かった・・・・
そんな長旅で疲れた僕らを見て
マトリョーシカが不気味に微笑んでました。

クックック・・・・
この時点での総合評価★★☆☆☆
第一話 アエロフロート検証す
どの航空会社がサービスよかった?などと話し合うと、決まって「アエロフロートは最悪だよ」などと悪評高い航空会社。
アエロフロート・ロシア航空
今回のトルコ旅行は、モスクワ経由の成田→イスタンブール行き。
モスクワまで10時間のフライトだ。
さっそく成田を1時間半遅れで出発したけど、まあそれは許容範囲ですよ。どうせモスクワ空港で乗継に5時間かかるんで、それが成田で1時間半消費したと思えばね。
今回アエロフロートに乗る楽しみと言うと、そのサービスを体験するのと他に、スチュワーデスの質!
ロシアといえば、色白ロシアンビューティー。シャラポアクラスの絶世の美女がてんこもり!!見てるだけで10時間のフライトなんてあっというまさ!(全て勝手な想像)
意気揚揚と搭乗。さっそく入り口で出迎えてくれた金髪スッチー!!いやーヤバイ!キタこれ!横にいた客室乗務員の屈強なガイなんて目にも入りませんよ。
なんか肩にいかり型の刺青でも彫ってそうなポパイ風なガイだけど
貴様は飛行機の一番後ろのトイレ横にでも座っていろ!俺の視界に入るな!
・
・
・
さて、サービスの質を検証しようと乗り込んだのですが、横に座った人と仲良くなっちゃって、捜査そっちのけでずっと話しちゃいました。なので、具体的なサービスは検証できず・・・。ただ、深夜寝静まったころ、まだ起きているお客にジュースなどといったサービスは一切なかったことをよく覚えている。
つうか、ヘッドホン、つまみ、飯、機内販売の時以外にスッチーを見た記憶がない。
機内食はまずいという評判だったけど、臭くもまずくもなく、いたって普通の機内食。ただパンがぼそぼそしてたけど。
ただ、ラップでくるまれているスライスされた黒いパン。いったいそれがなんだったのかはわからなかったが、出てくる食事すべてについてきた。
それがクソまずかったのは記憶してる。 なんか微妙に酸っぱいし臭いし。カビでも生えてるんじゃねえのー的なマズさでした。
もっと笑えたのが、機内の一番後ろにジュースが置いてあるから取りに言ったら、客の一人がスッチーと談笑しながら煙草吸ってた!
おいおい!注意しねえのかよ!明らかにマナー違反だろうが!
まあ、全体的に見ても許容範囲ですよ。食事を配ってくれたスッチーがシャラポアの顔にパンチしてキックした感じで、俺的には微妙だったけど別にいいですよ。屈強なガイじゃなかっただけよかったんで。
ちゃんと無事にモスクワ空港についたんで、それだけでよかったですよ。
というわけで
この時点での総合評価★★★☆☆