中東を訪れると、「インシャーラー」という言葉をよく聞きます。
「了解した」という時に使われますが、
「了解したけど、全ては神の御心のままにまかせよう」という意味のようです。
エジプトに住んでいたころ、日本人の知人がエジプト人の電気屋さんに修理を依頼しました。
電気屋さんは「インシャーラー」と言って、実際に来たのは約束した日の3日後でした。
知人が怒って理由を聞くと、「寝坊した」とのこと(笑)
こういう時も絶対に「ごめんなさい」と謝ることはなく、
「マレーシ(気にするな)」と言われます。
私も最初はこの「インシャーラー」と「マレーシ」に腹の立つことが多かったのですが、
真実をついた言葉かなと思えてきました。
「こちらがあれこれ思案しても、全ては神の御心のままになる。
自分の思い通りにならなくても気にするな」
私たちにできる唯一の確実なことは、「信頼する」ことなのかもしれませんね![]()







