今年で44歳になりましたが、よくもまあこの歳になるまでドラマーやってきたもんだなと(笑)。ドラムやり始めた頃は、ただ単になんとなくやり始めたぐらいなんで。

 

 ドラムをやるようになった理由が不純で。ピアノをちょこっとやってた時期があったんだけど、「譜面読むのが面倒くさい」って理由でやらなくなり。で、偶然祖父の家に叔父が所有していたYAMAHAのドラムセットがあって、なんとなくレコードに合わせながらドラムを叩くようになっていた。小学4年生の頃の話。

 

 当時叔父は県外に就職していて、祖父の家に帰ってくるのは、年に2回ぐらい。そのタイミングを見計らって、ドラムを教えてもらった。教えてもらったことは、8ビート・16ビート・4ビートの基本だけ。なので、あとは「ドラマガ」とか教則本を読んで我流でやっていったって感じ。

 

 その後高校に入って、BOOWYのコピーバンドをやって、大学に入ってからはオリジナルの曲でバンドをやるようになっていった。大学卒業後も、あれやこれやとバンドを渡り歩きながらもドラムは続け…。

 

 多分大学卒業して就職したら音楽もドラムもやめるんだろうなーと思っていたが、実際はそうでもなく…。

 なんでドラマー続けているんだろうな?と、たま思うこともある。

 

 昔チャーリー・ワッツ(ストーンズのドラマー)が言っていたのが、

 

「ドラムほどプリミティブ(原始的)にプレイヤーの個性が、そのまま音に出る楽器は他にない」

 

人それぞれ顔も違えば、身長・体重も違う。筋力や骨格、関節の柔らかさも違う。ましてや、性格も違う。リズムの感じ方も違う。ドラムって、結局棒キレ(=スティック)を振って鳴らすという原始的な楽器なんだから、そりゃ叩く人間によって音も違ってくるわけだな。

 

 1980年代初頭、リズムマシンの発達により「ドラマーが不要になる時代が来る」などということが囁かれていた時期があった。

そして今、打ち込みやサンプリングのリズムが多用されている。とはいえ、プロ・アマ問わずドラマーは各方面に存在し、活躍している。これは、嬉しいこと。

例えばライヴで生のドラムの音聴くと、やっぱしイイなあって思うし、ドラマーのキャラがそのまんま音になって出てるななんて思うことも♪人が生み出すグルーヴ感・音色。だから、ドラムって面白いんだと思う!

 

 この歳になるまでドラムやるとは、ドラムを始めた小学生の頃は思ってもいなかったけど。ま、体が動く限りはやるんだろうな(笑)。