レッスンを受けていて、S先生からよく指摘されるのが「キット・バランス」。
この「キット・バランス」とは何か。
ドラマーって、複数の楽器を操っている。限定すると、スネア・バスドラ・ハイハットの3つ。他にもタムとかシンバルとかもありますが、常に鳴らしているのは、この3つの楽器ですね。
よく初心者に陥りがちなのが、「ハイハットの音だけがデカくなる」という現象。利き手の右腕だけでリズムキープしようとする為に、これはよく見かける。
で、ある程度経験を積んだドラマーで起きがちなのが、「スネアの音しか聴こえてこない」。リズムはちゃんとキープできてるんだけど、なんかスネアの音だけがパーン・パーンとしか聴こえてこないみたいな…。
S先生にレッスンを受けるようになってから、当初よく言われていたのが、「バスドラの音があんまり聴こえてこない」。且つ、「スネアの音だけが前に出すぎている」。なので、「キット・バランス」、つまりドラムセットの中での音量バランスを調整しようという話。
そこで実際僕が行ったことは、
・フットワークの改善(バスドラをドスっと鳴らせるように)
・スネアのチューニングを若干抑え気味に
これを行ったうえで、バンドのリハをやってみたら…、
(バンド全体の)アンサンブルのバランスが俄然良くなった!!!
過去にやっていたバンドで、「とにかくスネアの音をデカく鳴らせ」みたいなことを仰るおバカな方がいらっしゃいまして(笑)。結果他の楽器の音量も上がりまくり、挙句バンド全体のアンサンブルのバランスはめちゃくちゃになり…。
結論としては、ドラマーが出す音の「キット・バランス」は、バンド全体のアンサンブル・音のバランスを左右するということ。これは、とても重要なことです!!!
