転院完了。

 

私物を入れるために手提げを持って行ったら、すでに紙袋に詰めてありました。

 

以前に入院した時も洗濯物はいつも紙袋に入れて渡されていました。私は風呂敷に包んで持って行ってそのまま置いて行ってたので、その風呂敷を使ってくれたらいいのに、必ずどこから来たのかわからない紙袋。そしてそれはたいていお菓子屋さんの紙袋です。

 

大昔の入院では、看護師さんの詰め所に菓子折りを持って行ったりしていたけど、これって誰かが持ってきたお菓子の紙袋?とか変な想像をしてしまいます。だってどうして病院にお菓子の紙袋があるのよ。でも私はお菓子は持って行きませんでした。それは非常識なんだろうか?

 

介護タクシーさんは車椅子かと思ったら、ストレッチャーで移動でした。10年前父が緩和病棟に転院する時、これを利用するはずだったのを思い出しました。結局痰吸引が必要だからという理由で救急車で転院したのですが。

 

渋滞もなく、スムーズに転院先に到着。

 

母はまずPCR検査を受けさせられました。

 

私は別室で先生や看護師さん、リハビリさん、事務の人と会い、たくさんの書類に記入。リハビリさんとお話し中に、転院元の先生から電話が入りました。お話ししようと思ったらもう退院されていたので…と。用件は腕の腫れについてでした。医者は気にしてないと思っていたのですが、わたしがしつこく問い合わせたので調べてくれていたのでした。

 

血栓はなかった。あと考えられるのはリンパの鬱滞、血流。おそらくリンパでしょう。胸郭の出口の腫瘍ということもあり得るけど、そうだとしても手術は無理。CTでは大きなものは認められない。気を付けないといけないのはリンパむくみからくる皮膚炎、赤く腫れたら蜂窩織炎などの感染症。今のところは経過観察でいいでしょう。

 

てなお話でした。やっぱこの先生、ちゃんと説明してくれていい感じでした。

 

転院先の病院、面会は予約制。しかも土日祭日は面会不可。時間枠が小さい。コロナが怖いんでしょう。以前入院した時は面会禁止だったことを思えば、会えるだけでもいいと思わなければいけません。

 

一旦家に帰り、救急の時に持って行かなかった塗り薬を届けに再び病院へ。病室に入れました。前の病院があまりに広かったので、スタンダードサイズの病室が狭く感じました。隣のお婆さんはしきりに「いたいーいたいー」とつぶやいています。しばらくしたら「ごめんなさい。ごめんなさい」に変わっていました。うーん、なるほどね。

 

母はすでに病院の寝間着に着替えていて、転院の時に来ていたパジャマを持って帰るか看護師さんに聞かれましたが、退院の時にまた着るので置いてきました。

 

入院予定は約一カ月ほど。その間にどれだけ嚥下が改善するのか。デイに行けるまでに体力が回復するのか。私があれこれ考えても何の役にも立たないので、病院のスタッフの方におまかせして退院の時を待つことにします。今回は連携室の方が積極的にケアマネさんに連絡してくれるので、そちらも助かります。

 

さて、どうなることやら。