訪問リハビリさんに、母が一生懸命話しかけている。

しゃべり続けるのは機嫌がいい証拠だ。

どういう話の流れかは忘れたが、

母が若くてすべすべなリハビリさんの手を握って、

「あなたきれいね」などどいい始めた。

これがジジイならセクハラか…。

 

あしらいが上手なリハビリさんは

「院沙音母さんもきれいですよ~」

と返した。

 

すると

 

母が

 

恥じらったようなそぶりを見せて、ちょっと微笑んだ。

 

「あ~っ、わかってる!」

 

と、リハビリさんと私は大ウケ!

 

そんなことでウケること自体、世間的には尋常ではない。

我が家では尋常だ。

 

試しに、「おデブちゃん」と言いながら、わき腹をつんつくしてみたら

「うぎゃっ、何をする!」とかみついた。

 

わかってるじゃん。てか、こういう反応は割と日常的だが。

 

会話が全く成り立たないとたかをくくっていたが

そうではないと発見した出来事だった。

言霊注意報。うかつなことは言わない方がいいと学んだ。

 

…こんな修行いつまで続くのか。