目が覚めるなり、いきなり話し出します。
XXはドロボー、とか金返せとかそういう内容。
一人語りは何時間も続きます。
誰も聞いていないのに。
あれだけハリのある声で延々話ができるのは元気がいい証拠でしょう。
声も枯れない。声帯が丈夫。
あの年であれだけはっきり話すのですから、知らない人がほんのちょっとだけ聞いたら、元気でまともなお年寄りと思うかもしれません。
夜寝る前とか、朝方早く目が覚めたときも何かぐつぐつ言っています。
そういや、少し前までは、自分の弟の最期がどんなだったのか知りたがっていたのに、いつの間にか最後の様子がわかったみたいです。父の甥が刺したんだそうです。この話はたまには鉄砲バージョンになります。
やっとられん。