さて、前にブログで少し触れたかと思いますが、今、地元の工務店6社が集まり、合同住宅展示会を開いています。
共通点は二つ、都市ガス住宅であることと、LIXIL製品をメインに使った住宅であることです。
この二社がスポンサーですね。
実は、一度前回の緊急の打ち合わせの時に、建築士と営業がこの展示会場にいて、呼び出されたついでにちらりとみたことがあったのですが、今週末は土曜の夜と日曜の日中の2回も見に行く羽目になりました。
本当は日曜の日中に友達と一緒に見に行く予定だったのですが、家の照明の明かりの種類を決めなければいけなくて、どうしても夜にどういう風に見えるのか、明るすぎないのか、暗すぎないのか、実物を見せてもらいに土曜の夜も急遽見に行くことに決めたのでした。
展示会場は、二世帯住宅が一軒、平屋が二軒、二階建てが三軒という構成です。
もちろんどの家もオーナーさんがいらっしゃるので、その方々の生活と家族構成にあった住宅ということでしょう。
平屋が二軒もあるなんて、ブーム来てるかも、とちょっとうれしく思いました。
今回展示会場に行って、一番驚いたのは、6軒全てが1坪のお風呂だったことですね。
ユニットバスは、普通1坪か、1.25坪のバスルームが主流になります。
よっぽど広い風呂を希望する場合は1.5坪というチョイスもありますが、今のところそんなデカい風呂を選んだ新築は見たことがありません。
折角家を建てるなら広い方がいいと家は1.25坪を選んでるのですが、やっぱり風呂は小さいほうが好まれるという最近の流行を改めてみたような気がします。
まあ、うちも実際風呂が納品されてから、旦那が「掃除が大変だ!」と騒いでいますけれどね。
6軒全ての住宅を見せてもらいましたが、やっぱりこの段階になって展示会なんて行ったらダメですね。
どれも家と比べたら、平々凡々、やっぱり家が一番かっこいいです。
まあ、その人の好みに合わせて建てるのが注文住宅なんですから、そんなものですよね。
6軒全てのオーナーさんも、みんなそれぞれそう思っていることでしょう。
ただ、この住宅展示会、来場者数がやっぱり普通のオープンハウスとは桁違いなので、どこの建築会社もかなり力を入れてくるのです。
新規お客様を掴む為、これでもかというほどその建築会社のカラーを打ち出してきます。
うちの建築会社はお得意のモダンスタイルだったのですが、全然趣味じゃありませんでした。
っていうか、よく一年前の自分はこの建築会社の家を見て、ここで家を建てることに決めたな、と改めて感心しました。
ゴテゴテのラブホテルか、もしくは居酒屋みたいな飾りに、これでもかというほどの間接照明、ダウンライト。
まあ、これも個人的な趣味ですから、そういう家が好きな人にはたまらないのでしょう。
実際、自分が「うわあ、ダセえなあ。」と思って見てる後ろから入ってきた若い夫婦の旦那が「おお、かっこいい!」と言ってるのをみて、えええ!?って思いました。
そんな人と結婚した奥さんもそういう趣味なのでしょうか。
それとも、こういうカップルが「家を建てると離婚する」みたいな話になるのでしょうか。
うちの建築会社だけではなく、正直今回は6軒ぱっとしたのがあまりないな、という印象。
結構どこも守りに走ったのか、地味でした。
個人的には妹の家を建てた建築会社が今回はダントツ一番かっこよかったのですが、それでも実際住むとなったらちょっと間取りの関係でちょっとなあ、と思ってしまうような家でした。
デザインと発想で言えば文句なしにかっこいいですが、それも生活として考えるならちょっと違うような気もします。
土曜の夜は、自分と旦那が一番最後の客だったので、そのまま建築士と営業と4人で深夜まで久しぶりに語り合い、そして日曜日は展示会のあと、友達と旦那と三人でカフェに行き、これまた長々と語り合いました。
まあ、両方とも似たような話の内容だったのですが、結局建築会社なんていうのはあくまでも、施主のイメージ通りの家を建てるお手伝いしかできないということです。
施主がこうといえばこうなりますし、嫌だと言えばその案はボツります。
それを強行することは、建築会社にはできません。
今回の展示会場6軒がぱっとしないと自分が思ったのは、その6軒の施主とたまたま自分の趣味が合わなかっただけなのでしょう。
「建築会社のカラー」と言ってはしまいましたが、そんなものはあってないようなもので、そこの建築会社に頼めば絶対に素敵な家になるなんていう魔法みたいな話はありません。
建てるのは、自分自身であるからです。
自分が世間一般的にダサければ、家も世間一般的にダサくなるし、自分のセンスがものすごく良ければ、どこの建築会社に頼んでも、ものすごくおしゃれな家が建つでしょう。
それを建築会社のせいにするのはお門違いだということです。
建築会社にできるのは、その施主のイメージ通りの家を施主の予算にできるだけ近い形で提案するだけのことです。
実際、うちの建築会社は装飾用のダウンライトを使うイメージがものすごく強いですが、自分が一切使わないでください、と告げたので、家にはそういう飾りの照明は一切ありません。
全て実用的なものだけを残しました。
強要されたものは一切なく、ダサい提案は全てダサいと切り捨てて、家を建てました。
多分、大事なのは、どこの建築会社に頼むかということではなく、どんな家を建てたいかという明確なビジョンを自分自身で持つこと。
そして、そのビジョンに合った系統の家を一番豊富に建てている建築会社を選ぶこと。
輸入材料が好きなのであれば、そういう家を一番建てている建築会社に。
木材を多用した素朴な感じが好きなのであれば、そういう家を一番建てている建築会社に。
モダンが好きなのであれば、そういう建築会社に。
それでも、それは、そういう材料を取り寄せるコネクションと建築技術が豊富であるというだけであって、投げていれば自動的に素敵な家ができるというわけではありません。
その建築会社の提案を、自分のイメージに近い形に修正して、修正して、家を作り上げます。
「○○建築の建ててる素敵な家がいいなあ」なんて曖昧なイメージのままに建築会社を決めると、本当に痛い目に合うと思います。
自分は、デザインではなく、「天井高4メートル、吹き抜け35畳の空間を、柱なしに建てられますか?」という質問を色んなところでしながら、「うちの工法ならできます。」と言った建築会社に決めました。
まずは、建築会社で迷う前に、どんな家が欲しいのか、明確なイメージを家族で作り上げることから、家づくりは始まると改めて思うのです。
さて、先輩風を吹かしましたが、家はまだ完成したわけではないのです。
今回の展示会を訪れて、どこの家でも付いている標準の、家でも使う予定だった電気のスイッチが、どうしても嫌だって思ったんです。
あの白地に、「リビング」とか、「トイレ」とか書いてある、アレです。
どんなオシャレな家も、あれで本当に台無し。
大急ぎで違うタイプのものを見積もりに出していますが、とんでもない金額が上がるみたいで、正直ビビっています。
折角ルーバーとタイルの色も決まりつつあった中で、最後の値上げですが、清水の舞台、っていうやつの気持ちで待ち受けたいと思います。