NYのブロードウェイで、ミュージカルが見たい!!と思っていたんだけど叶わず、
でも、舞台芸術がある町では、時間が許せばなるべくダンスでも、演劇でも、見たいな~~って思っていたの。
パリだったらオペラ座に行きたかったんだけど、今回はオペラ座は外から見るだけ。
ミュージカルを見に行きます!
レスタースクエア駅にtktと言う、売れ残ったミュージカルの当日券を半額で売っているブースがあると聞いて、行ってみました。
行ってみると、
チケット売り場がいっぱいある。
こんな感じで値段と演目が書かれた看板が並んでいます。
特にこれを見たい!!!と言うのは決めてなかったんだけど、
レミゼラブルやオペラ座の怪人やウィーキッドは日本で見た事あるな~あ、そういえば、昔、短大の課外学習(?)でシカゴ見に行ったな~~とか思いつつ、
最有力は見たこと無いオズかな・・・って思ってたの。
なんだけど、
たまたま目に入ったライオンキング。
私、日本で劇団四季のライオンキングは見たことあってね、高校の時だったんだけど、
ものすっごい感動して、
はじまって3分で号泣した思い出があるのね。
高校時代、ミュージカルとお芝居が大好きで、
しょっちゅう劇場に通っていて、宝塚から小劇場のお芝居まで、本当にたっくさんの舞台を観ていたけど、
その中でも、
その、独特の雰囲気と、演出と、音楽に惹かれて、
抜群に記憶に残っている、忘れられない演目だったんだよね。
ライオンキングは人気演目なので半額ではチケットが出ていなくって、定価のチケットならあるって事だったんだけど、
気が付いたらライオンキングのチケット買ってました。
一日、十分観光して、
最後のしめくくりにライオンキングだなんて、なんて贅沢。
ワクワクドキドキで劇場へ。
舞台ってやっぱり良いね。
舞台が好きで、観るのも演じるのも好きで、自分でもお芝居をやっていた頃、
舞台の何が好き?って聞かれると、答えていた事があって、
劇場に集まってくる人はね、皆、その日、違う生活があって、
悩みや、喜びや、忘れたい事や、幸せな事や、
そんな色んな気持ちを持った状態で劇場までやってくるけどね、
劇場に入った瞬間、なんとなくワクワク、ソワソワして、
電気が消えて、幕が開く瞬間。
一瞬、シンとなる瞬間に、
そんな色んな思いや、生活や、いろんなことが全部消えて、
急に空気が一つになる。
その、
幕が開く一瞬の、空気の変わり方がとっても好きだったの。
そして、色んな、違った感情や、生活や、幸せや、問題や、
そういうのを持ってバラバラだった何の共通点も無かった人たちが、
舞台が終わると、この舞台を通じて何かつながってる気がしてね、
感じる事や、思うことや、好き嫌いはあるかもだけど、
その時間だけは、皆で同じ空間と、空気と、響きを共有しているなって思ってね、
それが凄く、凄く、好きだったんだよね。
そして、
やっぱり今回も、
幕が開く瞬間、
たまらなくシアワセを感じたよ。
でね、高校生ぶりに観たライオンキング。
もう10年以上前に観た演目。
10年以上の年月がたち、
考えや、趣味や、好き嫌いに、多少の変化はあったはずなのに、
その頃と全く同じ場所で、
全く同じように、
号泣してしまいました。
ライオンキングのはじまり、やっぱり大好きだな。
日本で見るライオンキングと違うのは、
もちろん言葉が英語って言うのもあるけど、
何が一番違うって、
観客の反応が全然違う!
凄いね。観客の拍手の仕方、笑い方、参加の仕方。
日本じゃありえないくらい、一曲終わるごとに、我先にと、歓声と大拍手。
拍手の凄さで感動してしまうくらい、凄い盛り上がり。
そして、面白いシーンでは、手をたたいてみんな大爆笑。
ノリの良い曲では手拍子や口笛は当たりまえ。
観客もめいっぱい楽しんでるのが伝わってくる。
日本人独特の、ここで拍手していいのかな・・声に出して笑うのは恥ずかしいな・・・って言うのはここでは微塵も無い。
手拍子は多少ずれてたって誰も気にしない。
全然失礼にも聞こえない。
何か、すがすがしい観客達で、
素敵だな~~って思ったよ。
素敵だな~~~と思った町で、
とっても素敵なミュージカルを見ることが出来て、
幸せいっぱいで夜のロンドンを歩く。
あぁ・・・私、
やっぱりこの町、好きだな。
明日には出なくてはいけないけれど、
きっときっと、また帰ってこようと強く思ったのでした。
ありがとう。
ロンドン。
ありがとうね。
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