鹿おどし | 波動の魔術師

波動の魔術師

願望実現の実践記録や精神世界についての考察記

朝早く起きて

 

20~30分の瞑想を行っていると

 

必ずと言っていいほど

前日までに集中的に思考していた考えが

さらに熟成され、

 

ある瞬間に

ふっと意識の表面に湧き出して来る。

 

毎回こういう思念が五つ六つと

頭に浮かんでは消えていくので

 

通常の意識に戻った時に

内容を急いで紙に書き留めて

その日の行動を始めるのです。

 

もしも、

 

心の内面に深く入り込む習慣を持たず

 

目が覚めてから頭に頼って

毎日を生きているとすれば、

 

人は大切な内側からの心の囁きを

どのようにして聞くことが出来るのだろう。

 

人が心に抱くそれぞれの思いには、

 

その思いの強さの度合いによって

熟成期間があるように思う。

 

それが意識的であれ無意識的であれ、

 

ある一定の集中思考の結果

心に沈み込んだ思いが内面で熟成された後

再び日常の現象世界に浮かんで何かを伝える。

 

それは、

 

あたかも鹿おどし(ししおどし)に溜まった水が

一定の間をもって自然に吐き出されるが如く

 

本来人はこの自然なタイミングに

もっと意識を向けるべきではないだろうかと

忙しい合間に考えたりするのです。

 

 

 

 

 

先日、大切な会議の前に難題を与えられ、

 

答えが見つからないまま

何日か考え続けたある日、

 

朝起きると同時に

暫く行っていなかった温泉に

どうしても行きたくなった。

 

京都の山奥にある温泉に到着し、

 

さて再び湯船に浸かって

対策を考えようと思って

温泉の引き戸をガラリと開けると

 

湯船には昔世話になった

メーカーのOBがくつろいでいて、

 

あまりのタイミングの良さに

二人で声をあげて驚きあったのです。

 

湯船で近況を語り

さてそろそろ帰ろうかと思った時、

 

何となく彼に今回の課題について

話したところ、

 

まるで用意されていたかのような

完璧なアイデアを話してくれた。

 

その瞬間、

 

頭の中では鹿おどしの竹の音色がリンクして

その日温泉にやってきた意味を悟ったのでした。

 

そのタイミングは頭では本当に分からない。

 

しかし、

 

身体の生理的反応

例えば尿意を考えても分かるように

 

頭はいつ来るかは分からないけれど

必ず来る事は知っている。

 

だからこそ、

 

頭で考える習慣の合間に顔を出して来る

突発的な衝動や

心に触れた出来事など

 

大切に耳を傾けたいと思っています。