家に帰ると、
「よく戻った!」と大きな声。
NHK大河にかぶれているようで、
戦国武将のまねをしている。
わたしは、一日の疲れを忘れて、ほほ笑む。
「違った意味で、少し疲れるな」と感じたりもする。
いっぱい飲んで、いい気分で武将気取り。
それを見守る私と秋の気配。
思うに、こういう感覚が幸せなのだと思う。
私は、来月には異国にいる。
きっと、彼の地でも思い出すのだろう。
離れてみると、今この瞬間の大切さにハッとする。
キセキであることを全身で感じる。
そうして、自分の立ち位置が確認できたりする。
旅立ちは、いつも悲しみと希望が背中合わせ。
旅立ちはいつも、ちょっとの期待と大きな不安が隣り合う。
旅立ちは、別れるためではなく、出会うために。
そして、帰る場所があるから旅。
帰る場所で、待っていてほしいと願う。
いっぱいやっててもいいから、待っていてほしいと思う。