こんにちは!
やはり南アフリカにて来て気になるのは、白人の割合が増えたことです。
南アフリカに白人が多いことは、なんとなくイメージでできるのではないでしょうか?
それゆえに、問題が起きたこともあります。
それがあの、有名な『アパルトヘイト』です。
ヨハネスブルグには『アパルトヘイトミュージアム』があります。
アパルトヘイトとは1948年に白人と黒人を区別するために作られた人種隔離政策です。
当時、南アフリカの領土であったナミビアなどでも執行されました。
こちらは博物館の入り口です。
当時の隔離政策のことを模して、白人と有色人種とで入り口が分けられています。
ちなみに日本人は『名誉白人』という立場だったので、有色人種でありながら白人と同じ扱いを受けていたのです。
お店や病院、学校までもが人種によって分けられました。
これは身分証明書です。
身分証明書に自分の人種が記入されているので、人種という縛りから逃げることができません。
ちなみに、この人種は大きく分けて黒人、アジア人、カラード、白人の4種類で分けられています。
カラードは白人と原住民族の混血です。
アフリカといえば人類発祥の地。
アパルトヘイトミュージアムでありながら、人類の誕生からの展示もありました。
それらは時間の都合で割愛しましたが…。
当時使われていた手錠やポスター、デモの映像、デモ制圧で使用された武器などが展示されていました。
特に印象に残っているのはデモの映像で、そこにはデモで治安が悪化し、スーパーマーケットの窓ガラスを割り、大勢で盗みに入っているものです。
盗みという生易しいものではなく、カートにテレビや大量の食材を入れ、警備員による発泡から逃げながら逃走する人々が写っていました。
まさに『北斗の拳』です。
でも、現在はそんなことを全く感じさせないほど回復しています。
看板表記や人々の生活からはアパルトヘイトの名残を感じることは全くありません。
ただ、本当はアパルトヘイトの名残が社会に形を変えて残っているのです。
それは
『管理職に黒人が何人いるか』
『社員の黒人の割合はいくつか』
などで取引先や会社を評価するという、かつての人種隔離政策の裏返しがあるのです。
政府が良かれと思って進めているのでしょうが、これが歪みを生んでいます。
同じ能力の白人と黒人がいたら、黒人を採用するでしょう。
また、無能な黒人がいても社会の風潮から、その人を解雇するのも容易ではありません。
そのため、白人の貧困層が増えています。
ある程度の教育などを受けなければ、採用も厳しく、解雇されるのも早いのです。
長くなってしまいますが、もっとあります。
アパルトヘイト廃止後は、黒人と白人の学校を統一したり、黒人教員の割合を増やす政策が進められました。
しかし、もともと教育水準を低く設定されていた黒人が教員になることで、国全体の教育水準が低下しています。
ここまで読むと僕が黒人を差別しているように思われる方もいるかもしれません。
でも、それは違います。
本当に差別がなければ、「●●人だから採用・解雇」などと能力と異なるもので優劣をつけないはずです。
だから、アパルトヘイトで崩れた秩序を立て直そうとしているのは分かるけど、この政策に違和感を感じるのです。
黒人と白人の教育水準を同じにしたり、貧しい家庭に生活保護をするシステムを作り、その子供達が大人になるのを待てば良かった。
理想にすぎないけど、でもきっと彼らは自ら努力し、優遇されなくても自分達の立場を作ることができたはず。
文章ばかりになってしまってごめんなさい。
まだまだ語り足りないけど、今日はここまで。
僕はアパルトヘイトを学び、そんなことを考えていました。
ちなみに、ヨハネスブルグ周辺には、たくさんのサッカースタジアムがありました。
ワールドカップの名残ですね。
他にもマンデラハウスを訪問しました。
マンデラさんのことも紹介したかったけど、記事が長くなりすぎそうです。
アパルトヘイトを廃止するデモを牽引し、大統領になった人です。
人種問題を学ぶ上では欠かさない人だと思うので、興味のある方は調べてみて下さい。
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