匿名アドバイスを、やめてみたところ、胃痛は完全に治まりましたが、また、喉がかゆくなりました。
何か、その内、また咳がぶり返しそうです。

今回、それを踏まえて考えたことは、「初心に帰ること」です。
15年以上、アドバイスをしていると、勉強のための本も相当読んでいますから(勿論、読書家の方には負けますが)、そこに、私自身の人生経験も交えて結果のアドバイスを書くと、15年前のあの時よりも、ずっと良い解決方法が書けるのです。

しかし、それが、間違いなのかなぁと、今日、思った次第です。
15年前は、今よりもわからなかったことは多かったけれど、ひとつひとつのアドバイスに時間をかけて書きました。
何故ならば、上手く説明できなかったからです。
ですから、文字制限があったりすると、三回くらいに分けて書いたこともありました。
私の持てる力をいっぱいに使って、説明が難しいけれど、役に立つから、何とかわかってもらえるように、書いていました。
15年以上経った今は、お悩みのことはすぐに理解できますし、何冊も本を読んで、頭の中で綺麗に答えがまとまっていて、整理されていますので、わかりやすい言葉でポンと一回で書いて、アドバイスを出すことが出来るのです。
それは、一見、良いように思われますが、もしかしたら、それが恨まれる原因かなぁ、と思ったのです。

お悩みを抱えている方にとっては、多少、わかりにくくても、前の三回くらいに分けて、長い文章で一所懸命に説明していた時の方が、悩みの心に寄り添ってもらえていると感じられて、嬉しかったのではないかと思ったのです。

それが、今の私ったら、ドライで、「こうですよ!これで上手くいきますから。これで安心ですね。」のような、そういう感じになっていて、それが、かえって悩んでいる方が腹が立つのかも知れません。
確かに、15年前よりも、明らかにわかりやすくアドバイスを書いていますが、それが、「あんたになんて気持ちはわからないでしょうね!」という気持ちになり、腹立つ原因になっているのかも知れません。

もう一回、昔の買ったような本を読み直して、出直して、匿名アドバイスやってみたいと思います。