我々のような職業の者は、
「このまま行けば、どういう道を辿るか?」
といった相談者の先を読みます。
相談者を助けたい・力になりたい
といった親切な心の持ち主が多いのも特徴のひとつです。
これはとても重要な資質の一つなのですが、
この特徴ゆえ、
課題や学びの最中に救いの手を差し伸べがちです。
しかしこれは特に注意しなければならないことです。
なぜなら、
相談者が課題や学びの只中にある時期に差し伸べる救いの手は、
相談者の課題や学びを終える期間を助長する危険性があるからです。
それだけではありません。
最悪の場合、
相談者は自分の人生に責任を負えなくなる可能性が高いのです。
責任を負えない←この意味と重み分かりますか?
つまり、
相談者は自分の人生を生きられない、
自分を見失う、
という事を意味します。
勘違いしないように付け加えておきますが、
人助けをしてはいけないと言っているのではありません。
相手が誰であれ、学ぶべき課題を終えるまでは救いの手は控えるべきなのです。
救ってあげたい気持ち...この心情をグッと堪えねばなりません。
禁じ手③へ、つづく。
それでは、また。
いつも読んでくださり、ありがとうございます。