先日ラオバン主催の幹部社員を対象にした食事会が開かれた。場所は会社からクルマで30分ほど走ったところにある農家采。この農家采は中国のどこにでもある農家で出す料理でリーズナブルな値段を提供している。
当日は班長以上の幹部社員十五名ほどが集まった。夜勤があるので、アルコールは抜きでどうも冴えない食事会だった。
いままで19年間中国の幹部社員と付き合ってきたが、表裏をわきまえないととんでもないワナに陥る。以前珠海の日系工場に勤めていた時、こんな話を聞いたことがある。日系のある工場で夕食会をし、日本人の生産部長が宴会の盛り上がったころ自分の部下である中国人幹部の頭をしごきながら説教をした。日本では何でもない光景だが、ここ中国では違った。
しごかれた中国人幹部が同僚、ワーカーとボイコットをし、工場の生産ラインを数日間止めてしまった。日本人生産部長はわけが分からず、日本料理店で前後不覚になるほど泥酔し、それを見た店長が知り合いの日本人に連絡して連れ帰ったと。
日系企業では、組織の要である総経理、生産・品質・技術部長は日本人が抑え、その他科長、班長以下ワーカーは中国人が占めている。これで組織を統制していると思っているが、それは表面だけで実際には見えない中国人の組織が同郷を軸に出来上がっている。
客先との取引も中国人同士で行っており、日本人はそこまで管理はできていない。いいように利益を吸い取られている日系企業が多く、ここ中国に進出している日系企業で順調に利益を出しているのは半分にも満たないんじゃないかな。クワバラ、クワバラ・・・。
