ワールドウォッチャーの『世界に喝!』 -115ページ目

ワールドウォッチャーの『世界に喝!』

現中国在住、全世界を飛び回ってきた元商社マンが酔った勢いで物申す。偏屈斎!


  中国はファミリーの結束が強い。そのむかし、香港、シンガポールに留学した友人に聞いた話だが、中国人の中に入り込むのはなかなか難しいが、一度信用されるとその家族全体で保護してくれたと。海外の華僑も同様で長老を中心とした家族社会でその周りを親戚一同が囲んでいる。

この陳氏祠も春節には世界中から陳さんが集まってお祝いするそうな。




中国近代史に登場する結社なんかも横社会のつながりだな。清朝末期、二大結社に紅帮(ホンバン)と青帮(チンバン)があった。上海は杜月笙をボスとした青帮が夜の社会を牛耳っていた。アヘン、賭博、売春が資金源でマフィアと変わらない。孫文、蒋介石もこの帮(バン)の世話になっていた。




現在の中国社会でも勝ち組のファミリーの保護下に入るとすこぶる居心地がいい。ファミリーの規模は村から中小都市、大都市、国とあるが無難なのは地方の中小都市がいい。規模が大きくなるほどファミリー間の熾烈な争いに巻き込まれる。




中国で昔から重んじられる思想に「中庸」がある。何事もほどほどが大事で多くを望むと危険との教え。この教えがあるにもかかわらず、権力、富を望んで失脚するものが後を絶たないのが現世かな。