ワールドウォッチャーの『世界に喝!』 -114ページ目

ワールドウォッチャーの『世界に喝!』

現中国在住、全世界を飛び回ってきた元商社マンが酔った勢いで物申す。偏屈斎!

   陳氏祠から地鉄1号に乘り(農講所)で降り文徳路から文明路に向かった。 文徳と云い、文明と云い、なんやらアカデミックな雰囲気、そう近くに教育路もある。ここら辺りはむかしから文人墨客が文房四宝(筆・硯・墨・紙)を求めに来た処。ここで墨汁二本(100元)を買い求めた。吾輩はここ数年「書」に凝っている。野球、剣道も素振りを何百、何千と繰り返して技を身に付けると云う。千日の練習を鍛(タン)、万日の練習を錬(レン)と云うそうな。「書」も同じで兎も角数多く書くことじゃないかと思っている。

小腹がすいたので「銀記」に入り秘制牛雑腸(10元・約150円)を頼む。





出て来たのを見てしまったと思った。雑とはモツじゃないか、口に合わない。吾輩は意外と食べ物にはデリカシーで見た目を重んじる。味もさして旨くはない。

ちょっと口をつけて外に出、近くの[大仏古寺]に向かった。





賑やかな通りに囲まれた由緒正しい古寺。昼食時のせいか境内では黄色い袈裟を着た坊主が何人も茶碗を持って行き来していた。しばらく境内の木陰でペットボトルの水を飲んでいた。ふと見ると沢山の雀が地面にばら撒かれたもみ殻に群がっている。よせばいいのに大人も子供も雀を捕まえようと追っている。学生時代千代田区の北の丸公園は広大な芝生が広がっていた。そこに小さな飲食店があり雀が餌をねだりにテーブルに来ていた。だれも雀には手を出さず、そっとテーブルにパンやビスケットの欠けらを置いていた。






[摩打食堂]、有名店なのであろうか、客で賑わっていた。広州で最もにぎやかな北京路と恵福路の交差点から恵福東路を過ぎ、教育路に入った。




[九曜坊]、裏町の入り口。名前がなんやら山県出羽三山の山伏のようだな。「坊」とは巷(ちまた)を指すので路地裏のこと。胡同(フウトング)と同じ小路。広州の路地裏を散策するのも面白いが、生活、プライベートな区域だから節度を重んじないといけない。