接待ヤムチャ | ワールドウォッチャーの『世界に喝!』

ワールドウォッチャーの『世界に喝!』

現中国在住、全世界を飛び回ってきた元商社マンが酔った勢いで物申す。偏屈斎!

  今週は客先の製品検査が続いた。それに日本から客先本社の部長が見えた。日ごろはのんびりしている吾輩の出番が回ってきた。食客として居候の身分だが、やる時にはやらんと存在感を失う。第一吾輩がこのローカル工場にいる意味がない。





日ごろはケチなラオバン(女社長)も客先の食事に対してはケチらない。昼食は花都にあるホテルでヤムチャ(早茶)とした。これは客先のリクウエストで、吾輩がこっそりアドバイスした。

しばらくヤムチャを食していなかったのでこの機会に食べてみたくなった。





点心はどれも旨かったが、今回出たプーアル茶が良かった。ヤムチャは元々お茶を愉しむもの、お茶が良くないとダメだな。以前蘇州にいた頃古い庭園の一角に「茶館」があった。ここでは早朝から老人たちがお茶とおしゃべりを楽しんでいた。みんな大きな薬缶から勝手に急須にそれぞれ注いで、何杯もお茶を飲んでいた。そこには点心と云っても南瓜(かぼちゃの種)、西瓜(スイカの種)など簡単な茶菓子だった。よってお茶代も五六元(80円以下)だったんじゃなかたかな、日本でもこんな「茶館」があってもいい。




高齢者は朝が早い。朝のラジオ体操をした後、公民館、体育館、美術館、学校、神社仏閣などの一部を改造した「茶館」でお茶談義に耽るのもいいだろう。

行政の頭のカタい役人の発想でこれからの超高齢化社会の対策についていけろのだろうか。