今年4月13日はタイの正月・ソンクラーン。この時期にはタイ全土で「水かけ祭り」なるものが開催される。僕はたくさん悩んだ挙句、カンボジア行きを延長して、4月8日に友人たちがいるハジャイに帰って、ソンクラーンを過ごすことにした。移動している中で、タイ人から「バンコクのソンクラーンは外国人向けだからあまり好きじゃない」「ハジャイは期間は短いけれど、夜通し(お祭りを)やるから良いよ」などといった話を聴いたのもハジャイに帰るきっかけになったのかもしれない。
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ハジャイにおけるソンクラーンは12日の朝から13日の深夜24:00までが本番らしかったけれど、11日にはもう水かけは始まっていた。僕もスーパーで100Bのアヒルの水鉄砲を買って(アヒル大佐と命名)祭りに参戦。海パンとユニクロのAirismという装備で、街へ繰り出すと、早速子どもたちから射撃の嵐。応戦しようとアヒル大佐で反撃するも、彼らの持つ水鉄砲はおそらく350B程する高級品で、空気を溜めてその圧力で水を放つタイプ。圧倒的な水圧に負けて、撤退する。
アヒル大佐の水が切れたので、道路に並んだドラム缶大の水が入ったバケツから水をもらおうとすると、バケツで頭から一気に水を掛けられる。もうこれで完全にビシャビシャになった。カメラと携帯はジップロックに入れていたので大丈夫だったけれど、財布はそのままだったので、後で確認するとお札は水びたしになっていた。
それから、この日は自分の誕生日だったので、来てね、と言われていた行きつけの「シングル・バー」というバーへずぶ濡れのまま夕方に向かった。誕生日おめでとう!とビールで乾杯して、タイでは誕生日の人が周囲の人にご馳走すると何かの記事で読んだことがあったので、向かいの喫茶店でケーキを人数分買って、いつもありがとう、とご馳走することに。普通に我先に、とケーキを取って食べ始める彼/彼女らの姿を見て(僕が食べたかったチョコレート・ケーキも取られて、少しだけ分けてもらうだけ笑)、変に安心してしまった。旅を初めて丁度1ヶ月、自分の誕生日をタイの友人たちと過ごせていることが、僕はとても嬉しかった。
子どもたちは待ちきれない様子!
ステージの準備も着々と。バンド演奏や、ミスコンなどが行なわれました。 パートナーのアヒル大佐。安価ながら、なかなか健闘いたしました。おつかれさまです!
粉を塗られて、水浸しに。祭りを実感!
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いよいよソンクラーン本番。11日の夜にお酒を飲んだお店の前で、12日の朝から道行く人に水をぶっかける、というので昼14時頃からそこへ参加して、昼ビールをキメつつ、店の前を走って行くトゥクトゥクや、バイク、トラックの荷台に水鉄砲を持って撃ってくる人々に水をバケツで掛ける。とにかく、掛ける。友人のピートは高圧洗浄機を導入するという最強装備であった。途中雨が降ってきて、こんなに長期間雨が降らなかったのに、今日に限って雨が振るなんて、もしかしたら街が水びたしになって、雲が発生したんじゃないかと思ってしまう。それだけ、街は水だらけだったのだ。
夕方一度宿に帰って、同じ宿に宿泊していた日本人の学生と、ホテルのベランダから下にいる人々をビールを飲みつつ射撃。時にはバケツの水をドリフのコントの如く上からバシャっと掛ける。そんなことをしていると遠くからパレードがやって来て、のんびりと見物。それから地上戦に繰り出すと、昨日以上に街はヒートアップしていて、人がごった返していた。ソンクラーンでは、水を掛けるのはもちろん、実はベビーパウダーを水で溶いて、人の顔に塗りあう風習もあって、僕も何人もの人に顔にベビーパウダーを塗ってもらった。時にメンソールが入っていたものもあって、これは随分と目に入ると痛い。
再度シングルバーに行って飲み直すも、日中からビールを飲んでいたのと、かれこれ10時間程水に濡れていたせいで、随分と体力が消耗していることに気付いた。あまりに寒く、頭も痛い。このままだと絶対に風邪を引きそうだったので、宿に1時に帰って、ヒートテックを着込んで、ファンを止めて、ブランケットに包まってゆっくりと寝ることにした。
高圧洗浄機は圧倒的でした。これはズルい!
マレーシア人が攻めてきた!
こんな感じで荷台に乗って攻めてきます。
水の供給場所。供給しにいくと、とにかくバケツで水を掛けられます。
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なんとか風邪を引かずにもちこたえて迎えたソンクラーン最終日は、デパート前に設置されていたステージが片付けられていて、代わりに水鉄砲軍団を載せたトラックが往来できるようになっていた。
最終日も祭りを満喫しようと、とりあえず祭りの屋台といえば焼きそば!ということで昼食に焼きそばを20Bで購入して、ビールと共にやっつける。
日本のテレビのイッてQで宮川大輔がやっていたプールの上にポールを設置して、その上でボクシングをする場所がハジャイにもあったので、それに参加することに。相手が女性だったので、試合前はガチでやっちゃいけないなーと思っていたけれど、実際ポールに跨ってみるとパンチを繰り出す、繰り出さないの前にバランスを取るのが非常に難しい。フラフラとバランスを取っているうちにポコっ、と一発パンチをくらってすぐに落下。3ラウンドあって、結局試合結果は1-2で敗北。けれどI LOVE THAILAAAAAND!!!と叫んでみたりなんかして、いい思い出になった!
日が暮れて、人の数も少し落ち着き、夜の10時には花火が上がった。祭りが終わるな、と思うとなんだかちょっぴり寂しい気持ちになりつつ、こんなに大人も子どものようにはしゃいで、ベビーパウダーをお互いの頬に塗りあって、「Happy New Year」といい合うハジャイのソンクラーン。とてもローカルだったし、とても賑わっていたし。迷いのない笑顔で溢れていた3日間を振り返りながらビールを飲んで、この国は本当に幸せに満ち溢れていることを改めて実感。また僕は、タイを好きになってしまった。ありがとう、ソンクラーン。素敵な1年になりますように!
もうね、バランスを取れないです。とにかく。
最後の盛り上がり!もう夜になると濡れてもなんとも思わなくなります。
こちらは氷でキリッと締めた水を追加する様子。これはさすがに冷たい。手前の大きなバケツに放り込まれる人もちらほら…いやはや恐ろしい。