あの日は…夏も終わりを迎えた去年の9月のことだった…。(だいぶ前)
俺は夜間の採集に向けて車を走らせていた。
停車した窓から見る伊豆の夕暮れは夏の終わりを告げるようでどことなく、寂しげだった。
~日もすっかり暮れ、アマガエルの合唱が辺りに響き始めた頃、採集道具を持って水の抜かれた用水路に向かう。
今回も水が抜かれ、行き場を失った生き物たちを救出するためだ。ライトを照らし、抜かれた用水路を見る。まずは一昨年大量のメダカとドジョウが採れた場所だ。まだ水位はあるが、大きな魚影は見当たらない。とりあえず網を入れてみる。
~KITAZE☆~
おひょ~!↑↑
い~いサイズのタモロコさんではあ~~りませんか!
やべぇ。今まで小説風に書いていたのに感動のあまり素が出てしまった。
うん。いいね。2匹網に入ったぜ。
1年経った現在でも日淡水槽では先陣を切って餌を食べるくらい元気です。
幸先よくタモロコをゲッツしたあたいは意気揚々と用水路を南へと歩いていく。
所々でこれまたい~いサイズのザリガニが喰われまいと必死に威嚇している。しかし、人間様の前ではあまりにも…あまりにも無力であった。
大量大量ッッ!!
浴槽に置いたザリガニ用プールはまだまだ余裕だからそこで平和に暮らすんだゾッッ☆
~ライトにまとわりつく蚊や蛾を振り払いながらだいぶ歩いてきたけど、カエルがなかなかいない。夜はすっかり冷え込んできたからかシーズンオフかなぁ。ふと、足下を見るとクレーチングの下に水位はあまり無いけど水溜まりがあった。俺は特に何も考えずに四つん這いになって網を入れ、引き揚げようとした瞬間ッッ!!
バシャバシャ馬車ッッ!!
え?ナニ?なんか大物でも入ったか?
恐る恐る網を見てみるとキラリ☆と光るシルバーの鱗とずんぐりとしたボデェーを持ったあたいが今一番会いたかった魚が飛び込んで来たのだったッッ!!
そう!彼の名は…
えふ!
ゆー!
えぬ!
えー!
水合わせ中の様子。
僅かなタモロコとドジョウしか居なかった日淡水槽が一気に賑やかになりますよ。
うへへへへ
そんで1年経った現在…
たまに体格や色合いが似ているモンクホーシャに絡まれることはありますが、アクアリスト全員の敵である黒髭状の苔を引きちぎってます。
いやあ。FUNAってええなぁ。
魚類の原点にして頂点と言えるよなぁ。
以上、1年以上書くタイミングを逃しに逃しまくった俺的採集神回でした。
今年の秋も採集できたらええなぁ。
バイビー(*・ω・)ノ