自治体向けに介護サービス状況を様々な角度で分析集計するシステムを販売開始
株式会社千早ティー・スリーは、介護保険制度の保険者(自治体)向けに、介護サービス状況の把握を支援するシステム「トリトンスケールV1」の販売を開始するとともに、同社ホームページからの注文受付を開始した。
介護保険サービスの状況を把握するためには、介護サービス事業者等が毎月実施する介護報酬請求データを分析することが有効で、自治体では、介護報酬請求データの審査支払い業務を委託された国民健康保険団体連合会が毎月提供する給付データを分析してきた。しかし、給付データは、多くの月遅れ請求、修正請求が発生しているにもかかわらず、これらの過誤修正に対応した分析はあまりなされてこなかった。また、給付データには、介護保険制度施行以来、延べ7千を超えるサービスコードにより介護報酬請求がなされてきたが、約20種類程度のサービス種類による分析が主で、サービスコード体系が複雑で、集計することが容易ではなかったことから、サービスコード毎の明細情報による分析がなされることは稀だった。
同社では、これまで培った給付データの分析ノウハウ、介護給付適正化事業支援と介護保険事業計画支援ノウハウから、給付データの構成を理解していない職員でも給付データを分析することが容易になるシステムとして、「トリトンスケールV1」を開発した。
「トリトンスケールV1」は、1ヶ月から最大1年の集計期間を指定して、過誤修正した給付データから、サービス種類コード、サービス項目コード、さらには受給者の介護度情報について様々な角度で集計ができる。使用する給付データは、国保連合会が審査月毎に作成するデータ種別111フォーマットのcsv形式ファイルに対応している。集計に指定した条件は、それぞれ記憶させることができ、毎回同じ集計をすることを容易にしている。集計する年齢階層も自由に設定することを可能にした。
分析集計には、「サービス種類集計」「サービス明細集計」「介護度集計」の3つの機能があり、表形式で画面で確認できると共に、分析集計した結果をcsvファイルに抽出することが可能となっている。
「サービス種類集計」では、サービス種類単位で1つ以上のサービス種類を指定して、指定した集計期間の利用者数、日数・回数、サービス単位数、給付費の情報を性別、年齢別、要介護度別に指定した形式で集計できる。
「サービス明細集計」では、給付データの明細情報に設定されたサービス種類毎のサービス項目に対応した、あらかじめ本ソフトウェアに登録された区分を指定して、指定した集計期間の利用者数、日数・回数、サービス単位数の情報を性別、年齢別、要介護度別に指定した形式で集計できる。
「介護度集計」では、サービス事業者と計画事業者毎のサービス提供月毎の要介護度別の利用者数を集計した認定状況一覧や集計期間における被保険者毎の受給先一覧を作成することができる。また、事業者を指定することで、受給者毎に集計期間内のサービス提供月毎の要介護度の変化状況を示す受給者一覧を作成することができる。受給者一覧では、認定有効期間の更新時の月を明示し、指定した事業者のサービスの効果を把握する参考資料になる。
(ふくしチャンネル 2006/01/20(Fri.)