就労継続支援B型「ララ大日」です。


アメリカの心理学者のアブラハム・マズロー(1908〜1970)が提唱した欲求5段階説とは、


人の欲求は以下の写真1のように、

「生理的欲求」「安全な欲求」「愛と所属の欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」のピラミッドのように5つの断層に分かれているいう理論で、1つ下の欲求が満たされると上の欲求を満たそうとする基本的な心理的行動を表しています。


▼写真1


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第1段階:生理的欲求

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生理的欲求とは、人間が生存するために必ず必要なものに対する欲求であり、ピラミッドのもっとも低次元にある欲求です。


マズローは、人間がより高いレベルの内的満足を追求するためには、まず生理的欲求を満たさなければならないとしています。生理的欲求には以下のようなものがあります。


「空気を吸う」「水を飲む」「食べ物食べる」「睡眠をとる」「衣服を着る」


例えば、海外で大災害があると、スーパーや店などの略奪行為が起きる様子がニュースに出ます。

水や食料がなければ人は長く生きられないからです。生理的欲求が満たされない段階では、人はより高次の安全、社会的欲求を持つことが難しくなります。

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第2段階:安全の欲求

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生理的欲求が満たされると、安全性への欲求が人の行動を支配するようになります。


安全性とは、例えば暴力や飢えなどにさらされない安全な暮らし、経済的安定性、良い健康状態の維持など、不安を感じない安全な状態を維持したいという欲求です。


日本などの先進国では、安全欲求は主として仕事の安定性、経済水準の安定性、社会環境の安全性(福祉などのセーフティネット)などを求めるかたちで現れます。


「健康状態」「情緒的な安全」

「暴力からの安全」「経済的な安全」


例えば、失業してしまったり、低賃金の仕事についていたりする人は、まず経済的な基盤を確立することが動機の主となります。

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第3段階:社会的欲求/愛と所属の欲求

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生理的欲求と安全欲求が満たされると、社会的欲求が強くなります。


この欲求は「愛と所属の欲求」とも言われます。マズローによると、人間は社会的集団の中で所属感や受容感を求める欲求を持っており、規模の大きさをとわず集団の一員であると感じられることが重要です。


集団内で果たせる役割があるという感覚、その集団=社会に受け入れられている所属欲求が満たされないと孤独感や不安を感じたり、人によってはうつ病などの原因になったりします。社会的欲求が満たされる場には以下があります。


「地域社会」「企業」「宗教団体、政治団体」

「専門組織」「スポーツチーム、サークル」「ネットコミュニティ」「家族、友達関係」

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第4段階:承認欲求

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承認欲求とは他者から認められたい、自尊心を満足させたいという欲求です。英語では「Esteem」と書かれていますので、自己の尊厳を求める、尊重されたい欲求とも解釈できます。マズローは承認の欲求に2つ階層があると指摘しています。


低いレベル:他者から注目されたい、認められたい、ほめられたいと思う欲求。地位、名声、権威、他人からの称賛など。


高いレベル:自分へ自信を持つ、自立意識、自己尊重感、技術や能力の習得など、自身を高く評価したい欲求。


人によっては、低いレベルの承認欲求が充足されるだけで満足する場合もあります。高いレベルの承認欲求を持つようになると、他者が評価しても自分で自分を評価できないと欲求は充足しなくなります。

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第5段階:自己実現欲求

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自己実現欲求とは、自分の潜在能力を発揮し自分がなりうる最高のものになりたいという欲求です。スポーツや音楽の世界で成功したい、出世して社長になりたい、理想の家庭を築きたいほか、人によって方向性や目指す大小は異なりますが、自分の能力を生かして成長し続けたい欲求です。


この欲求を持てるまでには、生理的欲求〜承認欲求を満足している段階に到達していなければならず、技術の習得や人間的な成長をしている必要もあります。


「理想の家庭(パートナー、子育て)」「自分の才能の最大限の発揮」「目標達成のための努力」

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第6段階:自己超越欲求

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マズローは晩年、自己実現欲求のさらに高次な欲求として「自己超越欲求」があると述べています。自己実現を果たした人の中には、自我を超越して他者を幸せにしたい、社会、世界をよりよいものにしたいという自己超越欲求を持つ段階にいたる人がいると述べています。


なお、自己実現の段階に至った人すべてがそうなるのではなく、自己超越の段階にいたるのは人口の2%にすぎないということです。

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欲求5段階説の分類と違い
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マズローの欲求5段階説は「内的欲求と外的欲求」「成長欲求と欠乏欲求」に分類してよく説明されます。


生理的欲求、安全欲求、社会的欲求は、自分がかかわる外部環境を満たそうとする欲求なので「外的欲求」に分類します。


一方、承認欲求と自己実現の欲求は、自分の内面を満たそうとする欲求なので「内的欲求」と区分されます。


マズローは最初の4つの欲求である生理的欲求、安全欲求、社会的欲求を、欠乏するものを満たそうとする「欠乏欲求 」、自己実現欲求を「成長欲求 」として分類しています。


また、欠乏欲求を十分に満たした経験のある者は、欠乏欲求に対してある程度耐性があるため、成長欲求実現のため、欠乏欲求が満たされずとも活動できるようになると述べています。

(例:一部の宗教者、慈善活動家など)

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