就労継続支援B型「ララ大日」です。
農業の知識③は「種まき」について説明します。
種の種類
種は好光性種子(こうこうせいしゅし)と嫌光性種子(けんこうせいしゅし)の2種類に分類することができます。
「好光性種子」
好光性種子は発芽するときに光が必要になるため、本来であれば種まき後に種の上に土をかける作業(覆土)はしなくていいのですが、覆土を行わないと土の表面が乾燥しやすくなるので、発芽に悪影響をおよぼす可能性が高くなるため覆土を行うのが基本です。
種まき用に開発された土に十分に水分を与えて種まきをすることで失敗を防ぐことができます。
好光性種子は野菜ではニンジン、小松菜、白菜、シソなどがあります。
「嫌光性種子」
嫌光性種子は光によって発芽が抑制されるという特徴を持っており、暗発芽種子(あんはつがしゅし)とも呼ばれます。
嫌光性種子は光によって発芽に悪影響を与えてしまうため、種まきのときは種の直径の2倍~3倍の深さに植えるのが好ましいとされています。
また発芽までは好光性種子と同様に土が乾燥しないように十分な水やりを行うことが大切です。
嫌光性種子は野菜ではカボチャ、トマト、ピーマンなどがあります。
種まきの方法
「直まき」
直まきはその植物を植えたい場所に直接種をまく方法で、主に直根性で移植を嫌う植物を育てるときに用いられる種まきの方法です。また種が大きいものは比較的発芽がスムーズでもあるので、直まきの方法が採られるのが一般的です。直まきは移植を行う手間が省けるので、比較的楽に植物を育てたいという方には適した種まき方法です。また直射日光や雨風などの影響を受けやすいので、この点は注意が必要です。
「床まき」
床まきとは容器に種をまき、ある程度育ててから別の場所に植え付ける(定植する)方法で「箱まき」「平鉢まき」「ポットまき」の3種類があります。
「箱まき」とは育苗箱と呼ばれる比較的大きめで底の浅い長方形の容器に種をまく方法です。
「平鉢まき」も基本的には底の浅い鉢(素焼き鉢、駄温鉢など)に種をまきます。
ポットまきはビニールでできた柔らかい容器を使用します。粒が比較的大きい種、たくさんの種をまきたい、多品種を同時に育てたいというときには箱まきが適しています。反対に粒の小さな種、少量をまきたい場合には平鉢まきがおすすめ。
「ポットまき」の最大のメリットは移植の作業が必要ない点にあります。まいた種が発芽し、順調に成長したらポットから取り出して、そのまま花壇や鉢に定植することが可能なので、移植作業で根を傷める心配をする必要がありません。したがってポットまきは根が傷つくと生育に悪影響を与える直根性の植物にも適した方法となります。
種のまき方
すじまきとは直径1mm~2mm前後の種を、同じ間隔で列状にまく方法です。主柱などを地面に押し当てて、溝を作っていくのがすじまきの一般的なやり方です。
すじまきは発芽時に苗がキレイに並ぶため、間引きをする際に苗の生育状況を比較しやすいのがメリットのひとつです。
野菜だとホウレンソウ、小松菜、ニンジンなどの種をまくときがすじまきになります。
点まきとは一定間隔に種を数粒ずつまく方法です。点まきの場合は同じ穴に1粒ずつ、あるいは2粒~5粒ほどの種をまきます。
このまき方は種の数が少なくて済む、発芽直後の間引きの手間がかからないというメリットがあります。また他のまき方よりも苗同士の間隔が開いているので、比較的大きめのサイズになるまで栽培が可能となります。
ただし間引き菜が発生しないので、小松菜やホウレンソウといった小さめの葉野菜の栽培には適していません。
野菜では白菜、大根、カボチャなどを育てる際によく用いられる方法です。
ばらまきとは土の上に種をばらまく方法です。すじまきや点まきと違って種の重なりはあまり気にしないまき方でもあります。ばらまきは一般的に発芽に光を必要とする植物を育てる際に用いられる方法です。
発芽に光が必要ない植物でもばらまきを行うことがありますが、この場合は発芽に必要な量の土を上からかぶせていきます。ばらまきは一度に多くの種をまくことができるため、ひとつひとつの芽にかける労力は減らすことができます。
しかし、このまき方は大量に芽が出てくることがほとんどですので、間引きまでのことを考えると手間がかかりやすいともいえます。
発芽後10日~30日前後のベビーリーフ(野菜の幼葉)を収穫する際などにはおすすめの方法ですが、種まき後に長期に渡って育てる植物にはあまり適したまき方ではありません。
ばらまきを行う際はあらかじめ種の10倍~20倍の用土に種を混ぜておき、目の粗いふるいなどを使ってまくときれいにまくことができます。
野菜では小松菜、ホウレンソウなどでよく用いられる方法です。一般的には小さな種の植物を育てるときに向いているまき方といわれています。
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