繰り返される気候変動に耐えるため、生命は新たな進化のステージに入る
原核生物や真核生物が集まった、多生物共生体への進化である
互いの欠点を補い全体として生きるこの生命の戦略は、生物の可能性を大きく広げることになった
海綿▼
生物のサイズは100万倍となり、原核生物に比べれば、実に1兆倍の巨大化を果たしたことになる
この進化は、生命の発展にとって非常に大きな意味を持つものである
再び小規模な氷河期が訪れ、大量絶滅が起こる
しかし、この氷河期が過ぎ、温暖期が訪れると、
リンを中心とした栄養塩の海洋中への供給量が増大したことにより、エディアカラ動植物群が一斉に出現する
ディッキンソニア▼
この生物はこの時代を代表するもので、体長は1mを超えていた、まだ殻や骨格がなく、柔組織だけでできた軟体性の生物であった
超大陸ロディニアの分裂にともなう、温かい浅海に生息していたと考えられる
大陸からの栄養塩供給や酸素濃度はさらに増していった
海洋中ではニ価鉄の量が増加、それらが酸化して縞状鉄鉱床が再び堆積していった
その結果、リンやカルシウムの濃度が増え、それを利用した硬骨格生物が生まれる
ミクロディクティオン▼
この生物は硬い外骨格に覆われ、他の生物から身を守る鎧として、カルシウムを使った
生物は生き残るために、与えられた材料を使って進化していく
地球の環境が、生命の形態を変えていくのである
地球環境は再び激変期を迎え、数千万年の間に極寒期と極暑期が繰り返し何回も訪れた
これにより、エディアカラ動植物群は絶滅する
しかし、新たな生命進化が始まろうとしていた
生命の進化において、地球内部からの放射線も重要な役割を果たす
大陸が分裂する場では、放射線元素に富んだマグマが噴出する
この放射線は新種誕生を促し、生命系統樹に大きな分岐を作る、このような進化を茎進化という
生物は分裂した小大陸上で、孤立進化していった
分裂した小大陸が再び衝突を起こし融合していくと、大陸衝突の場では生物の交雑が起こった
その新しい組み合わせによって、様々なバリエーションの生物が生まれる、これを冠進化という
大陸衝突によって表層環境は多様化し、閉鎖的な海も形成され、そこに大量の栄養塩や硝酸が運ばれて、カンブリア紀生物の爆発的進化を起こした
この爆発的進化は35の門を産み、現在の生物の種の大もとを作った
生命進化には3つのパターンがある
それまで繁栄していた生物を一掃する「大量絶滅」
大陸の分裂に伴う遺伝子変異を促す「茎進化」
大陸の衝突によって多様性を生み出す「冠進化」
生命進化は、宇宙と結びついた地球環境の変化や、大陸の離合集散と密接に結びついているのだ
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