5Sと言えば製造業の方は耳たこと言ってもよいくらい、毎日目にしたり聞いたりしている言葉だろう。
中には今さら5Sなんてという向きもあるかもしれない。

ご存知ない方のために記しておくが5Sとは次の言葉の頭文字を並べたものだ。ついでにその意味も示しておく。

整理・・・必要なものと不要なものを区別し、不要なものをその場から取り除くこと
整頓・・・探しやすく取り出しやすい配置に並べておくこと
清掃・・・汚れやほこりを徹底的に除去すること
清潔・・・汚れやほこりがつかないように維持すること
躾(しつけ)・・・上記の4Sが徹底するための意識づけ、習慣化を行うこと

いろいろな書籍によって表現は異なるがだいたいこんなところだろう。

5Sというと工場の設備や資材が対象になりそうな気がするが、実はあらゆるビジネスシーンにおいてとても有効に活用できるものである。

例えば整理とは簡単に言えばムダを省くことである。

価値を生んでいない設備や時間、行動などをなくすことができないか。それを考えることで企業の生産性は飛躍的に高まる。

そして整頓は経営資源をタイムリーに活用できるように準備しておくことである。

清掃は経営資源を効果的に活用できるように手入れをしておくとといってもよいであろう。そして清潔はそれを維持することである。

最後の躾(しつけ)は常に無駄を省き価値ある仕事の仕方をしているかを気にしておくように教育することと言える。

言葉としては使い古された5Sであるし、皆当たり前のことであるが、その当たり前のことを徹底することがたいへん難しいことである。

鈍牛のようにあきらめずに取り組まなくてはならない。