三つの言葉について記したい。

このブログのタイトルである「鈍牛」とは夏目漱石が芥川龍之介と久米正雄宛に書いた書簡から来ている。

それは「うんうんと押し続ける牛の前に世の中は頭を下げる~」という内容の手紙である。馬のように華々しくはなくても根気よく押し続けることの大切さを手紙の中に説いている。その牛のことをこのブログでは「鈍牛」と表した。

学生時代に現代国語の教科書にその文章が載っていた。そして生来器用な方ではなかった私にとってその文章は大きな励みとなり、今でも失敗したり挫折しそうになるとこの言葉を思いだす。

もう一つ、慶應義塾の体育会に三つの宝と言われる教えがある。その一番目が「練習は不可能を可能にす」というもので小泉信三元塾長が説いたものである。

最初はとてもできないと思っていたことでも繰り返し練習をしていくうちにいつのまにかできるようになる。スポーツでも勉強でも語学でもすべての人が経験しているのではないだろうか。無理だと思うことでもあきらめずにチャレンジし続けることが大切である。

三つ目は「微差僅差」。イエローハットの創業者である鍵山秀三郎氏が言ったものだ。一生懸命努力したにも関わらずわずかな差にしかならないことが多い。それでもあきらめずに積み重ねていけばいつの間にか大きな差となるという教えである。

共通の意味をもつこれらの言葉を糧に日々過ごしていきたい。