人はどんなときにモチベーションが高まるのであろうか。

一つは他人に認められた時である。

人は社会的動物だとよく言われる。まったくその通りだと思う。

人からよく見られたい・尊敬されたい・人の仲間に入りたい・愛されたいという欲求はすべての人間がもっているものだろう。

無人島で一人で住んでいる人がいたとしても(もうその時点で無人島とは言えないが)誰か訪問者が来て交流をもつことができれば大きな喜びを感じるのではないか。

従業員のモチベーションを高めるためにはどのような形であれ、その存在や行動を認めてやることが欠かせない。認めるということは相手をほめてばかりいることでもない。相手の成長を願えば時には厳しいことも言わなければならない。しかしそれは愛情の裏返しであり、真剣勝負で叱っているのだということも同時に伝える必要がある。

もう一つは何かに打ち込んでいる時である。

これは目標に達するために自らの能力を最大限発揮して行動をしているような場合である。難しい課題にチャレンジしている時に、脳内ホルモンが分泌されフロー状態になるという研究結果がある。

問題を克服するために努力している行為そのものが「面白く」感じている場合、まさにフロー状態である。

従業員の存在や行動を観察して認めてやり、課題解決のために努力することがこんなに面白いことであるということを伝えるのが経営者の重要な役目だと思う。