円は縁からしかこない。

このことを痛切に感じる。いくらすぐれた能力があっても世間に認められなければ一円の収入にもならない。自分で紙幣を印刷したりや硬貨を鋳造することはできないのだから、誰か他の方からいただくしかない。

相手からなにがしかの支払を受けるためには、金額以上の価値を相手に認めてもらわなければならない。

ビジネス的に言うと一万円未満のコストをかけて、相手にとっては一万円以上の価値を与えるということである。

コストと売価の差額がいわゆる付加価値であり、その会社や人のビジネスにおける存在価値とも言える。

世の中にはたいへんすぐれた能力を持っている人がたくさんいるはずである。しかしせっかくの能力も充分発揮して成果を出せなかったり、それが誰にも知られることがなければ大きな機会損失となっているであろう。

自己の能力を高める努力をすることも大切だがそれを世に知らしめる努力もそれと同等あるいはそれ以上に必要であろう。

昨今のITの進展はひょっとしたら潜在しているすぐれた能力が発掘されるキッカケとなっているかもしれない。