皆さん、こんばんは
ママ学生の井上ちえです。
先ほど茨城で震度6弱の地震があり、
東京でも揺れましたね
「震度6」と聞いた途端、
正確には「揺れる」体験をする度に
私は毎回心臓バクバク、息切れがします。
実は、トラウマなのです。
今日は私のテレビ局報道時代のことについて、
少し書きたいと思います。
私は東日本大震災発生時、
東京のテレビ局で報道番組を担当していました。
そして震災翌日から、
青森→岩手県陸前高田市へと入ったのです。
その時のことは、また改めて書きたいと思いますが、
連日の強い余震、最大震度6強、
知らない場所で夜1人寝ることの恐怖、
スタッフの中で女性は私1人・・・
被災している方たちはもっともっと大変な中だったので、
湧き出る「恐怖心」を全て閉じ込めて、
正確には見えないフリをして、
私の任務である「伝える」ことに
全ての意識を集中させようと必死でした。
その結果…
地震の「揺れ」に対する恐怖心が
後になって爆発したかのように私の中に広がって、
フラッシュバックに近いものが起きてしまいました。
東日本大震災に限らず、
被災された方は皆さん、似たようなお話を伺うので、
私だけに限ったことではないと思いますが。
そのトラウマが、今でも続いています。
今夜もそんな記憶が蘇りながら、
震度6のニュースを聞いていました。
でも、一つ最後に皆さんにお伝えしたいことがあって。
この「トラウマ」体験が
マイナスにだけ向かったわけではない、ということです。
私は震災を機に、飾らずに言ってしまうと
東京で普通に生活しているよりも物凄く恐い体験をしました。
それによって、
家族の温もりの大切さを知り、
「いま」というかけがえのない時間に気づき、
新しい命と出会いたいと強く思うようになりました。
その結果、私の人生の歯車もそこから少しずつ変わっていき、
いまの夫と出会い、出産し、娘と出会いました。
皆さんも、
本当に恐かった体験、トラウマとなった体験、
あるでしょうか。
それは、心の傷として残ることもあるかと思いますが、
大切なのは、その時の「気付き」が
未来に繋がっていくことなのではないかと思うのです。
なので私は、「トラウマ」と同時に、
毎回それらの「気付き」を噛み締めております。
こんなことを書いていたら、
娘の寝顔がますます恋しくなってきました
皆さん、今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。