「育休」か「退職」かのジレンマ | 井上千絵のメディアを動かすPR

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元テレビ局記者 / PRプランナー
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きょうは、テレビ局を退職するまでの振り返り記事を書きたいと思います。

 

 

局を退職するまでには、

それなりの葛藤がありました。

 

私が働いていた会社では、

産後1年間育休を取得することができるので、

産後、特に深く考えることもなく(実際は確認がありますよ)

育休に移行していました。

 

しかし、産後3ヶ月程度経った頃でしょうか。

ようやく育児のペースも掴めてきた頃に、

自分のこれからについて、ふと考える時間が出来てきたんです。

 

その時最初に考えたことが、

「これまで通り8:30〜20:00の通勤生活は、もうしたくない」

ということでした。

 

娘との時間を大切にしながら、

自分らしい生き方で自分が輝ける仕事をしていきたい

 

と強く思うようになったんですね。

産前には想像しなかった感情でした。

まあ、20代の頃にはもっと想像出来なかった感情ですけどね。

(限界まで仕事するのが当たり前だと思っていた)

 

だからといって、すぐに退職が決断できるわけもなく。

なぜなら、私は会社に本当にお世話になったし、

会社を通してたくさんの挑戦をさせてもらったし、

尊敬する上司がたくさんいるから。

そして、安定したお給料もいただいていた。

だからこそ、10年間全力投球出来た場所だったんです。

 

ジレンマに陥りました。

職場復帰かー

退職かー

 

実際、産後に職場復帰をした女性社員は全体の2割程度。

8割は長くとも数年以内に退職している現実があります。

多少予想はしていましたが、私のジレンマは深まる一方でした。

 

ー会社に時短で戻って、自ら制度を変えていくか?

ーあるいは、もうここで退職を決めて次の道に進むか?

 

結局、私は退職を決めて、次の道(大学院)に進んだわけです。

弱い人間なのかもしれません。

自ら社内で改革を起こせば、

少しずつ状況が良くなっていったのかもしれません。

 

未だに、

あの時退職しなかったらどうなっていたんだろう・・・

と考える時もあります。

 

でも、

「自分らしい働き方を選びたい」という気持ちはブレませんでした。

 

会社のモデルケースにはなれなかったけれど、

社会のモデルケースになれたらいいじゃないか

 

いまはそんな気持ちです。

(なかなか言葉で言うのは恥ずかしいですが、あえて宣言を書かせてもらいました)

 

それがうまくいくか、うまくいかないかはまだわかりません。

 

けれど、本当にお世話になった前の会社に、

胸を張っていまの活動を報告できるような自分であり続けたいと思っています。

 

そこで初めたのが、このブログなのです。

 

「ブログ始めました」

http://ameblo.jp/workingmother-project/entry-12200934468.html

 

みなさん、まだまだスタートラインの私を

どうぞよろしくお願いします。