どうもこんにちは。

 

 

前回はBORSALINO(ボルサリーノ)ついて軽く触れさせてもらった。

 

まだまだヴィンテージハットを語る上で外せないブランドが沢山あるので、それらについてはまた綴らせてもらう事としよう。

 

 

さて, 

 

 

今回は, 

 

 

WCHはどこから来て、どこに向かうのか...

 

先日触れさせてもらった通り、当初は洋服にいたるトータルクリエーションを行っていた。

 

そこから徐々にハットメーカーの道へと足を踏み入れていく事になるのだが,

 

 

分岐点となる, ある人物との出会いがそこにあったんだ...

 

 

ハットというアイテムを強烈に意識せざる得ない程、影響された...

 

 

そう

 

 

その人物とは

 

NEW YORKの首領(ドン)ことRUSLAN KARABLIN (ラズラン•カラブリン)である。

 

 

RUSS a.k.a SSUR (ラス a.k.a サー)と言った方がご存知の方もいるかもしれない。

 

 

先にはっきり言っておくと、ヴィンテージスタイルのハット等とはまた違ったジャンルの人物だ。

 

1989年にSSUR (サー)という、自身のニックネームであるRUSS(ラス)を反対読みにしたブランドを立ち上げ、現在でも継続しているストリートの雄である。

 

 

チェゲバラの顔が猿になったアイコンは結構有名だ。

 

 

 

あのSUPREME(シュプリーム)立ち上げの際にも関わり、初期のSUPREMEのデザインなんかも自身のブランドと平行して行っていた。

 

 

ここらでちょっと個人的な昔話を...

 

 

RUSSとの出会いは2000年に遡る。(もう16年も前になるんだな...)

 

カナダのバンクーバー。そこに24(トゥエンティフォー)というセレクトショップがあった。

 

そのショップは元UNION LAで働いていたレイフ•アデルバーグという人物が経営していたショップだった。

 

当時からSUPREMEをはじめ、日本のGOOD ENOUGHやFINESSE等をセレクトしていた好感度ショップであった。

 

 

そのラインナップの中にSSUR や RUSSが携わる別のブランドがセレクトされていた。

 

RUSSは元々は画家として活動しており、Tシャツをキャンバスに置き換えて自身のアートワークをプリントして販売しだしたのがブランドスタートのキッカケだった。

 

その強烈なメッセージとデザイン性に強く惹き付けられた。

 

常に世の中への反骨心, つまりREBELな部分を全面に打ち出していて、間違いなくNO.1と言える、圧倒的なグラフィック力があるブランドだった。

 

 

 

そんなRUSSが24でアートエキシビションを開催するということで、本人が訪れるというイベントが行われた...

 

 

何の迷いも無くそこに参加したのは言うまでもない。

 

 

 

ロシア系移民の血を引く彼の風貌と圧倒的な存在感...

 

 

まだ20そこそこの小僧だったから、声を掛け、サインを貰う位が精一杯だった。

 

 

その時RUSSが着ていたのが, SUPREMEのアーチロゴのジップアップフーディ。

 

しかし、おかしい....

 

 

SUPREMEは当時でも既に爆発的な人気で買うのも一苦労だった。

 

そして現行で発売されていたアーチロゴのフーディは文字の刺繍が白のはず...

 

 

でもRUSSが着てるのは文字もボディもオールブラック....

 

そんなのは見た事がなかった。

 

 

気になって, 24のスタッフに聞いてみた。

 

その答えも納得だったよ。

 

 

'' あんなのリリースされてないよ。あいつをだれだと思ってるんだ?? ''

 

 

そう。SUPREMEに特別に自分用(正確には身内用の)スペシャルカラーを作らせていたらしい。

 

 

おいおい、マジかよ.... どんだけスペシャルな人物だよ...

 

 

そう思った。

 

 

 

みんな人気の歌手や俳優に会う機会があればエキサイトするもんだ。

 

 

自分にとってのヒーローは正にRUSS。だれよりも強烈に憧れたものだ...

 

 

その憧れの始まりを感じる事ができた、有意義な時間だった...

 

 

そして

 

 

時は経ち、

 

 

数年後、RUSSと仕事を一緒にする関係になるまでになってた。

 

ホントにがむしゃらだったよな。あの頃は。

 

 

あの時は一心不乱でさ、日本とNYを行き来したり、大変だったが今思えば刺激的な日々だった。

 

 

 

そんな最中、

 

 

 

ある雑誌の撮影が行われた... それはNYの特集らしい。

 

 

FUTURA, STASH 等, そうそうたる面々が並ぶ中に当然RUSSも大きく取り上げられた。

 

 

当時はストリートファッション全盛の時代。

 

 

皆キャップにスニーカーにオーバーシルエットの出で立ちのニューヨーカーがひしめいていた。

 

 

その中で異彩を放ってたのがRUSSだ。

 

 

その時の写真は残念ながら見つける事が出来なかったが、似たような画像が見つかった!

 

それがこれ。

 

 

そう。ストリートスタイルにハット?!

 

 

今では特に珍しくないだろう。

 

 

でもその当時にそんなスタイルを推してる奴なんて一人もいなかった。

 

 

画像はフーディだが、そのNY特集ではスタジャンに細身のデニム、エンジニアブーツを履いてクールにブラックのハットを被ってたんだ。

 

まるで、当時のコニーアイランドのストリートギャングみたいな....

 

とにかく... とにかく斬新だった。

 

 

すぐにそのスタイルを取り入れたのを思い出す。

 

 

WCHがハットを意識し始めるキッカケだった....

 

 

 

厳密に言ったらポークパイやサファリハット等は以前より取り入れたりしていたが, 帽体のハットをドレスダウンしてカジュアルに、そして粋に被るってスタイルはこの時学んだんだな。

 

 

以来、ハット無しの生活なんて考えられないな...

 

 

 

そこからハットを追求し始める....

 

 

まだまだ先は長いし深い....

 

 

言葉にはできないくらい....

 

 

 

でもひたすらこの道を進んでいこうか...

 

 

 

RUSSとの思い出なんかはまた別で綴らせてもらおう。

 

 

次に続く。

 

 

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