どうもお久しぶりです。

 

少し前ブログから間が空いてしまいました。

 

 

ではさっそく先日紹介した老舗ハットメーカーのご紹介を...

 

 

と考えておりましたが、重大なニュースが飛び込んできた。

 

 

敬愛してやまない, グレッグ こと グレゴリーウエストブルック(GREGORY WESTBROOK) が他界した....

 

 

その悲報についてはフェイスブックで知り、詳しい原因等はまだ分かっていない...

 

 

日本では馴染みのない人物であろう。

 

しかしWORKING CLASS HEROESに多大な影響を与えた人物であるのは間違いない。

 

 

それではグレッグについて少し...

 

 

彼は相棒のNICK FOUQUET (ニックフォケット)と共にWESTBROOK MAKER(ウエストブルックメーカー)というハットメーカーをカリフォルニアのベニスで営んでいた。

 

 

 

いわゆるアメリカのガレージを改造してアトリエを構えていた。

 

 

オーダーメイドでハットを作る事が出来、素材やカラー、デザインを相談してオリジナルのハットを作れる...

 

なんてこった... そんな事ができるなんて

 

その時はそう思ったものだ。

 

小さな工房であったが二人の腕と抜群のセンス、そして最上級の素材選びやヴィンテージ加工は瞬く間に評判となり、アメリカでも様々な愛用者が生まれた。

 

 

知る人ぞ知るハットメーカーだった。

 

彼らの事を知ったのは, 当時まだ創刊して間もないCLUTCH MAGAZINEで彼らの特集を目にしたからだ。

 

 

記事を読み、彼らの作るハットを一目見て直ぐさま、既にメールを送っていた。

 

始まりはRAIN DOGというオールホワイトベースのハットを作った。

 

 

 

それが届いた時の衝撃は今でも鮮明に覚えている。

 

現代のハットにはない、クラウンの高さや形状、ネイティブ調のコンチョボタンをウィンドキャッチャーボタンに使用、そしてへたりの出ないビーバーフェルトの質感... 

 

すべてが新鮮で斬新だった。

 

こいつを被って辺りを歩けば、見る人は皆注目してくれた....

 

 

 

直ぐさまニックが被っていて気になっていたハットをまた頼んだ。

 

それがこいつ。確かモデル名がPALOMINA HOLYPOWだ。

 

 

RAIN DOG とはまた違ったフォルムとカラーリングに再度やられた。

 

この二つを手にした時、WCHで作っていたハットもまだまだだと痛感した...

 

 

早く彼らのようなハットが作りたい、もっと沢山の人にハットの良さを伝えたい。

 

そう思った。

 

 

アメリカならいざ知らず、日本ではハットを被る文化がまだまだ全然根付いていない。

 

もっと多くの人にハットを被ってもらえたらな.... そう思っては必死にイメージを描きためていた頃だった。

 

 

それからほどなくして、なにやらWESTBROOK MAKERにも動きが。

 

どうやら相棒のNICKが一人でハットメーカーをするらしい...

 

仲違い?独立?どうしたんだろう... ただ少し残念に思っていた。

 

 

そしてそれから時は経ち、自らの式典でどうしてもスペシャルなハットを作りたくてオーダーしたのがこちら。

 

 

 

これはグレッグが被っていたものを見てて、間違いないと思った。

 

そして、他の衣装はこのハットをメインに考えて、コーディネイトしたくらいだ。

 

 

この頃になると既にNICKのブランド : NICK FOUQUET HAT MAKERの人気に徐々に火がつき始める...

 

 

後には、あのマドンナやファレルウィリアムス、NBAのレブロンジェームスやカーメロアンソニー等、名だたる著名人が着用しだし...

 

世界的な注目を集めるまでとなる。

 

 

当然オーダーが殺到し、なかなか自分のような一般のオーダーが難しくなっていった。

 

 

それからほどなくして、フェイスブックしかり、インスタグラムが普及した頃、WCHのアカウントをグレッグが突然フォローしてくれたんだ。

 

それから彼らのハットを被った写真を投稿したり、彼らの紹介をしたりするといいねを押してくれたり、簡単なメッセージをくれたりした。

 

 

またグレッグもハットを作って欲しいな。

 

 

そんな風に思っていた矢先の事だった。

 

あまりに突然の事で、悲しさもあるがとてもショックに思う。

 

特に仲良くしてもらってた訳じゃない、(主にやり取りはメールで、しかもニックとのやり取りが大半だった) 

 

でも、今のWCHがあるのは彼らの存在無くしてはありえない。

 

 

本当は、世界中の気になるハットメーカーや職人の特集というか、紹介をこのブログにどんどん綴っていくつもりで、その一番に彼らの紹介をしようと思っていた。

 

こんな形となって本当に... 本当に残念に思う。

 

 

しかし、未だ色あせない彼のハットを見て思った。

 

 

彼が魂込めて作った本物のハットはこれから何年も生き続けていくんだろうな...

 

 

さあまだまだこれからも宜しく頼むよWESTBROOK MAKER。

 

ご冥福をお祈りします。

 

安らかに。そしてありがとう。

 

 

This is dedicated for Greg. I respect everything so much.

i miss real hatter. but, I promise to keep making good hat in the long future.

Rest in peace...

 

 

p.s.

 

現在大活躍中のNICK FOUQUET HAT MAKERのWEBページはこちらより。

 

http://www.nickfouquet.com/

 

 

次に続く...

 

 

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