欧米実践警護犬訓練はどのようにして行われているのか Part 2 | 世界を旅する求犬道人 大真面目だ‼

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Part 2、ですが、こうした単純とも言える訓練、単純だからこそ、いい加減にやる事が出来ない(^^;;

犬のヤル気モチベーションがいつも続くとは限りません。この、犬のヤル気が訓練をして行く上で最大の壁になって行くんですね😓

ヤル気が無いとジャンプしない、気が散漫になる、そうなると人間側のモチベーションが持たない😓

イラつく💢これが最大の障害になる訳です。

そんな犬との駆け引きが毎日続く、ゴルフで例えるなら、練習場ならショットが上手く当たらない、飛ばない、コースなら、ティーショットでOB😓Wボギーを叩く、次のコースこそは、と、こんな繰り返しが犬と言う生き物相手に続く訳です。ゴルフの球は命が無いですが、犬は命有る生き物ですから感情が常に左右します。

思う様に動いてくれたらそれはそれは気分が上がる⤴️


そんな犬との感情のせめぎ合い、騙し合い、を何度も何度も繰り返し、細かな動き、吠え方、グリップタイミング、臭気タイミング、目線の配り方、作業意欲の上昇、ダレない意欲、正直、服従訓練よりハードな訓練です。

俗に言うオビィディエンスは、その形にはめていく作業をいかに美しく正確に、スピーディーに動かす、また停止、休止、物品持来、静の中に動と非常にバランスの取れた訓練内容が要求されますが、実践警護の訓練は、生きた人間が相手である事が基本で有る為、犬が単独で判断行動しなければいけません。主人、ハンドラーの指示を待たずに動く必要が有ります。


適当にただガブガブやれば通用すると、素人目には映りますが、優秀な犬達は、そこに火薬類の臭気を感じると停止し、ルート変更と伝令伝達を行います。

確保の時間、確保迄に要する距離、現場で、ハンドラーが安全確保出来る位置を本能的に悟る、という驚異的な能力を身に付けていると言われます。


人間の指示で動く一般的な訓練犬と、人間の指示無く、犬自身が判断して動く、全く真逆の事が要求されるのが、実践警護犬訓練です。


ポリスドッグ、コマンドドッグ、ソルジャードッグ、国境パトロールドッグ、これらが実践警備警護犬の分野です。


PS.欧米の実践警備警護訓練犬の名誉の為に記しておきます。

日本の警察犬とは全く違います。

日本の警察犬訓練は、論外です。全く、レベルもやっている事も能力も違います。