ロットワイラーという犬種、私の評価とは? | 世界を旅する求犬道人 大真面目だ‼

世界を旅する求犬道人 大真面目だ‼

世界中「ヨーロッパを中心」の犬を求めて、夢見る真のスーパードックとの出逢いと、育成に、人生の半分を注ぐ我が儘男の生きざまblog


ロットワイラーの事、詳しく教えて欲しい、というメッセージをいただきましたので、書いていきたいと思います。

(ロットワイラーのイメージや魅力が私のblogでネガティブに感じる様になった)

らしいので、それは困った(^_^;)


クマ含む獣に対して弱い?期待出来ない?

と書いて来た事は事実です。


確かに私が見る感じる、経験した観点から言うと、獣に対して強いかどうかと言えば、強いとは言えない、です。しかし、それは見方によって、人それぞれによって、感じ方が違うのも確かです。


私の様に、日本だけでなく、欧州のハンティングに携わって来た人間から見る観点と、日本で山の猪相手に犬だけのハンティングすらやって来た事の無い言わば未経験者とでは、見え方が全く違います。

例えば、ツキノワグマや獣を見て追いかけて行く、吠えるだけでも、普通は凄い、と感じるのが当然です。


ですが、私から見るとそれだけでは凄いとはならないんですね(^^;;なぜ?もし、ツキノワグマを見て追いかけて行く事は出来ても、クマが踵を返して掛かって来たら逃げずに闘えるのどうか?

向かって来るクマやイノシシから逃げずに迎え撃てるのかどうか、例え迎え撃たなくともヒットアンドアウェイで絡めるのかどうか?


それが出来る事が、獣に対しての適性であり強さで有ると言う判断です。そう言う観点から見ての私なりの判断ですが、中にはえげつない闘争心を持ったロットワイラーがいる事もまた事実です。旧東ドイツからの古い血統がそれになりますが、ポーランドやハンガリーの一部に未だに系統繁殖されています。


正直、その様なロットワイラーは日本で飼う事難しいでしょう…事故を起こすか、扱いきれない、のがオチです。


私の持論は、犬には得て不得手が有ります。


獣に強いハンティングドッグ、対人に強い護衛犬種、闘いに強い闘犬、泳ぎの上手いレトリバー、脚の速いハウンド、この様に必ず犬種には特性が有りますから、その特性によって犬は選ばれるべきで、不得手の事を求めるのは単なる人間のエゴになる訳です。


ロットワイラーと言う犬の大半は、防衛であったり、パトロール訓練であったり、護衛訓練全般を得意とする犬種です。

スピードのマリノアか、パワーのロットワイラーか、と言われて表されるのがロットワイラーです。


心を作り込むのに時間と経験が必要な犬種であるが故に、

完成されないまま、良いだの悪いだのと評価されがちですが、分かる人間が、キチンと育てて行けば、あらゆるオールラウンダーになって行く事も難しくは無い、

ただ、闘犬種ではないので、闘いが得意ではないし、ケンカ根性も低い、すなわち、ロットワイラーは、護衛訓練を得意とする犬である、と言う事です。


ロットワイラーを獣に強いかどうか、適性があるかどうかで、この犬種の魅力が左右される事では無い、私はそう思います。


ロットワイラーは、家族思いである、必要な時に必要な防衛が出来る犬種であれば(家族を護る防衛本能を持ち合わせていれば)それで十分です。


そして、それだけでなく、ロットワイラーと言う犬種の魅力は、パートナードッグとしての高い知能、好んで作業をこなす能力、傍にいて安心感を与えてくれる保護力、他の犬種には無い、ロットワイラーにはロットワイラーの魅力が沢山ある、それが類稀な魅力を持ち合わせるキャラクタードッグの真骨頂です。


要するに、素晴らしい犬種であると言う事です😉


thank you everyone👋