IGP競技の中でも、防衛が一番盛り上がる課目になります。
スピード、アグレッシブ、指導手が犬を仕込む技術がはっきりと垣間見える、等、非常に、見応えのある課目です(*^^*)
6本のテント周りで始まります。

いかに速く、小回りで、ヘルパーの入る最終テントにまで行くか、
しかし、そう上手くはいきません(^^;
一番テント、二番テント、三番テント、四番テント、五番テント、順番に回らなければいけませんが、犬は、最終六番テントにヘルパーが入っている事を知っています。

知っていながら、テントを回らなければならない事に、このテント回り、パトロールの意味が有ります(^^;
勿論、ダイレクトに六番テントに走って行く犬もいれば、三番テントまで回っていながら、四番行かずに最終テントに行く犬、素直には回ってくれないんですね(^^;
練習ではキチンと回っていたのに、本番でやらかす、指導手は真っ青、で、心中、この野郎‼️
ですね(^^;
このパトロール、いかに速く綺麗に最短コースを通りテントを回るか、六番最終テントにダイレクトに向かいたい気持ちを抑えて犬が順番にテントを回りきれるか、まさに、犬自身も葛藤している訳ですね(^^;
パトロール、その犬の葛藤を観察すると、非常に興味深く面白く見る事が出来ます(*^^*)
最終六番テント、ヘルパーへの禁促咆哮、指導手が来るまで、ヘルパーを監視、その場に足留めをするという意味の禁促咆哮、力強く、

目を離さず、逃がさないぞ、という気迫に溢れた咆哮がベスト、ヘルパーの正面に構える事が基本位置、

スピード、アグレッシブ、パワフル、冷静さ、この四つが揃って初めて見る者を釘付けにします。
指導手の命令を的確に聞き入れるスピードも勿論見所です。
総じて、犬の心の葛藤、ヘルパーとの駆け引き、指導手の心の葛藤、実に興味深い課目です。
指導手は、観客への見せ場も色気づいて考えていたりもします

中には、ヘルパーを追捕やロングアタックで引き摺り倒してくれ!!
なんて考えている指導手は案外多いものです(*^^*)
こうして、静と動が入り交じる高等訓練こそが、IGP訓練競技の醍醐味であり、世界基準の真の犬の訓練という世界なのです(*^^*)
犬の心の葛藤、とくとご覧下さい。