わからない方の為に何かというと、ベルギーシェパードだけのIGP訓練、アジリティー、モンデュオリング、の、世界大会になります。
これが正真正銘の犬の訓練競技の世界最高峰の大会です。
踏み込んで説明すると、その大会レベルは、訓練競技会でおける世界最高峰で、誰が何を言おうが、ベルギーシェパード・マリノアにIGPでは太刀打ち出来る犬は存在しない、マリノアに勝てる犬はマリノア、マリノアに負ける犬もマリノア、そう確信を持てるのが、このFMBB Championshipであります。
とりあえず、FMBB に乾杯❗

もう、このレベルになると別次元です。犬のスピード、安定感、集中力、指導する人間の緻密さ、犬とのコミュニケーション能力、犬とのあうんの呼吸、競技における細部に渡るルールの把握、まるで、完成された完璧な機械が動くかのようなマリノア

人間の歩数、犬の立ち位置角度、コンタクト距離、監視目線、咆哮精度、命令指示に対する反応スピード、タイミング、どれをとっても神業的な犬訓練におけるスーパー職人芸です。

その国々から、予選で勝ち上がりこの舞台に来る選手の国は、やはり、レベルが高く層が厚い、特に、ドイツなどは、世界一IGP競技人口が多い国であるため、このChampionshipに出て来る選手のほとんどは、IGP競技世界では有名選手ばかりです。
日本からは、唯一アマチュアである、森山さんがエントリー、

ファイナルには残れませんでしたが、FMBBにおける細かいルールの変更を現地入りしてから聞かされる事になったため、昨年FMBB 2018に出場している森山さんに取っては、細かいルールの変更を本番間近に聞かされる事は、非常に惑わされる一因になりますが、その中でもよく踏ん張りフィニッシュ出来たな、と、思います。

日本という国は、犬という生き物に優しい国では無いため、日本で、欧米の様に、サッカーコートで、犬の競技会などは開けないし、練習も勿論出来ません。
その点、欧州は、IGPにおける全ての課目を練習出来る条件が揃っていいます。
足跡追及が出来る農地、草原、服従練習、防衛練習が出来る競技グランド、等々、至るところにあります。
日本はというと、足跡追及できる場所も無い、競技グランドに犬を入れて良いという所はまずありません。
この練習環境の違いは、非常に大きい
Champion ship 本番に近い環境で日々練習出来るかどうかでは、大きな差があります。
本番に向けての環境選び、環境作りが、日本チームには、大きな課題と言えるでしょう(^^;
今回は、3位でしたが、FMBBのChampionにもなっているハンガリーのアーノルド、もっとも私がIGP選手として尊敬している選手であります。

彼の、競技姿勢、精神は、非常に真摯であり、公平を欠くジャッジメントであっても、素直に受け止め、受け入れる姿勢は、清々しく、カッコいい


FMBBの現会長は、エドガーシュルケル、ドイツ人、日本のIGP訓練における古参訓練士の方々もその大半は、ドイツ詣で、それほどこのIGP訓練、その他、ジャーマンシェパードの世界でもドイツ人の影響力は大きいという事であります(^^;
今大会、ファイナル前、全終了地点では、アーノルドが一位、ファイナルでも、全体17番目まで終了時点で一位、最終最後の防衛で、二点差で3位となりましたが、

その防衛課目終了時、点数発表した瞬間会場から、ドイツチーム以外からは大ブーイングが起きていましたが、アーノルド本人は、ガッツポーズで観客に笑顔で応えていました。
勿論、大拍手大歓声です(*^^*)
まさしく、これが真実、我の脚と目で見る現実の世界とリアリティー、
これぞ、世界を旅する求犬道人の真骨頂であります(*^^*)
続く…