凄み・シンバ物語 番外編 | 世界を旅する求犬道人 大真面目だ‼

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世界中「ヨーロッパを中心」の犬を求めて、夢見る真のスーパードックとの出逢いと、育成に、人生の半分を注ぐ我が儘男の生きざまblog

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・強さ・ にも、色々あります。犬同士のケンカ、獣との闘い、身体の強さ、頑丈とか、病気しないとか、暑さ、寒さに強い、とか、

競技における強さ、我慢強さ、防衛、本能の強さ、闘争心の強さ、意欲の強さ、服従心の強さ、力の強さ、スタミナの強さ、それこそ、強さには、無限の強さが存在します。

その中でも、私は、闘いにおける強さ、対犬であれ、獣であれ、犬の持つ闘いの限界はどれほどか、を、追求していきたい衝動に常にとらわれていました。

世界中のケンカの強い犬を見て歩きたい、私の海外に行きたい理由はただそれだけで、それに、美しい国美しい街、日本とは違う風景、それは、副産物であり、強い犬を見たい、の後についてくるものだったんです。

世界には、強いと言われる犬は沢山います。

アメリカには、アメリカンピットブル、南米には、ドゴアルヘェンティーノ、フィラブラジレイロ、

アジアには、土佐犬、中央アジアには、アラバイ、

ロシアには、コーカシアン、トルコには、カンガル、インドには、ブーリークッタ、

イタリアには、ナポリタンマスチフ、スペインには、ドゴカナリオ、

アフリカには、ボーアボール、

これだけでも、11犬種 です。

そして、これらから波及する、または、近縁種として分類され、FCIや他正式団体から正式の犬種として認められていない犬達が沢山います。

特に、アラバイの近縁種や、カンガルの近縁種、また、そのどちらのDNAを持つ犬種も複数存在します。

こうした犬種のなかでも、短毛種と長毛種では、闘犬の歴史が違います。

闘犬として長い歴史が有るのは、短毛のマスチフ種です。

長毛種は、家畜護衛が主たる歴史です。

犬同士の闘いは、やはり、短毛種に軍配が上がると言うのが世界の闘犬家達の定説です。

その中でも、ドゴアルヘェンティーノとアメリカンピットブルは、高い運動能力を有した性能を持ち合わせます。

先ずは、試す事が出来るこの2犬種から挑戦していくぞ、との発想が、私をあらゆる闘いに駆り立てたのです。

これが、シンバの過酷なファイティングロードへと繋がって行く事になりました。

今の私に、もう一度やることが出来るか?

と、問われれば100%出来ない、と答えます。

なぜなら、そこには、最強の答えがないからです。

犬の最強説には、答えはありません。

強さは、個体次第です。

犬種で決まるほど犬の闘いは単純ではない、

ブーリークッタや超大型土佐は、その大きさや迫力では、最強に見えるし感じます。

が、犬の闘いは、ただ大きいというだけでは通用しません。

そこには、スタミナという、根幹的な重大要素が含まれるからです。

今は、誰よりも解る、こうした理屈を当時の私には、理解は不可能、何も分かっていなかったんです。

この、闘いにおける出るハズのない最強の結論を、無謀にも私は求め歩いたんです。

本当にバカの極み、恐ろしい発想を現実化していく愚かな行動を、誰も止める事出来なかった。

無限の強さの中にある、闘いという名のカテゴリーを求め続けた人間に飼われる犬の不幸がどういうものか?

この辺の感情も、汲み取りながら、凄み・シンバ物語を読んでもらうと、一層、シンバの心理も理解出来るのでは?と、思います。

私は、過去の犬達への懺悔から、物語を書き綴る事を始めました。

だから、素直に、愚行も書いていきます。

強い犬、を、勘違いしている人がいるならば、不幸な犬が少しでも減って欲しいという一念から、シリーズを書き出しました。

こうした想いを理解していただき、読み進めて下さい。

よろしくお願いします。