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やたらと、秋田犬が目立つ時代、その昔、闘犬に、青森や秋田地方では少数では有るものの、秋田犬が出ていた時代が有ったと記録されている雑誌を当時見たことがありましたが、
その時は、なるほど…私を咬んだレオみたいな
あの犬やったら負けへんかもしれんな…なんて思いました。
強い、弱いは別として、秋田犬の闘犬は諸説有りますが、日本も、娯楽が無い時代には、犬を所有する秋田県のハンターや犬好きが、どっちが強いか、やらせてみるか、というような経緯で闘犬をしていたのでないか?
とは、想像はつきますが、想像の域を出ません。
白い戦士ヤマトの影響も相まって、白い秋田犬に興味が湧いて来た時代でもありました。
紀州犬も白、秋田犬も白がいる
白い犬って強いのかな?
色への拘り、執着がこの辺から芽生え出してのかもしれません。
中学生になり、何かと忙しくなりだし、クラブに入り一応野球部ですが、
真面目に一年間はクラブにも没頭し、中学一年間は野球漬けの毎日を送り、犬どころではなくなりましたが、年が明けそろそろ二年生に上がるに近付く頃、私の、好奇心は、不良と呼ばれる先輩に目が向く様になる
カッコいいな、キレイな女の先輩と手を繋ぎ歩く姿に憧れ、好きな女子にも意識をしだしたのもこの頃で、女子に一気に好奇心もJr.も膨らみ、
三年の女先輩に可愛いがられ、幸か不幸か、男として女を意識しだして以降、いわば同年代の女子の身体を見たのも、先輩女子が初めての体験、当時は、ABCと例えられておりました。
初は、Bまででございましたよ!
中身は書きませんので、想像してください。
それから徐々に徐々に、不良の先輩達に交わるようになり、二年生に上がった頃には、クラブにもほとんど行かなくなり、
いつしか、同級生のヤンチャ連中も増えだし、他校とのケンカもちょいちょい増えだし、捕まる事、二年に上がって直ぐの頃に既に3回目、一年生の夏休みにケンカして捕まり、冬休みに入りケンカして捕まり、二年に上がり直ぐにケンカして捕まるという前代未聞の間の悪さに、少年課の刑事からも、お前どんくさいやっちゃな、目立たんようにやらんか!と叱られる事
度々、でも、もう手遅れ、家裁、審判、行きつく所は、お決まりです。
当時は、かつあげに、殴り込み、これ普通に有った時代、また、校内暴力と騒がれ出したのも私達の時代が始まりです。
そんなこんなのくそガキ時代、久しぶりに会った友達の父から、お前、学校行っても問題起こすから、明日、オッチャンと山行くか?
と、誘われ、行く行く、よっしゃ、あんなこんな格好してこいよ、山とは、猪狩りにという事です。
兵庫県の丹波笹山に行きました。
この時が、人生初の猟というやつです。
早朝、4時に友達の家に…
犬を積み、友達の父と二人で初猟に、高鳴る気持ち、寒さも忘れる程高揚していた事は、40年近く前にも関わらず、はっきりと覚えています。
目的の山に到着、ポイントを見つけて手際よく犬を二頭放つ、プロットハウンドと、紀州犬とビーグルの雑、もう一頭は、リードを着けたまま共に歩く、放った場所は、川伝いに車を止めた位置から恐らく30メートルも離れていなかったような…
ぬた場がこの先にあるから、ここからいれるぞ!!
と、友達父、気を付けて周りよく見ながらついてこいよ!
わかった!
わくわくドキドキ、何とも言えない緊張感と高揚感が14歳のガキを襲う、
しばらく、多分、一時間近くは経過していた様に記憶します。
犬の鳴き声がかすかに遠く離れた所から聞こえて来るのが判る、
友達父、よっしゃ、の声と同時にガンガン山を上がる、道なんか有りません。
ケツから時に滑る様に下り、木を持ちながら上がったり、そんなこんなして進んでいると犬の鳴き声がどんどん近くなる、リードをしていたブルを放つ友達の父、興奮しまくるブルを持っておれない状況にまでなり、放犬、
ようやく、15メートル程下でワンワン吠えて絡んでいるのが見えた!
友達の父、散弾銃を構えて近付いて行く、私には、そこにいとけ!
わかった!!
生まれて初めて見る光景、興奮マックスです。
心臓はバクバク、いつ撃つんかな?いつ撃つんかな?
と、成り行きを見ていると、また、離れて行く、ワンワン、バタバタしながら、決まらない。
結局、友達の父、大声上げて犬を呼ぶ、すると、バァーンと大きい音、発射!!
私の位置から20メートルか30メートル離れていた為、直ぐに仕留めたかどうか分からず、
少々びびりながら、様子を伺いしていると、友達の父、こっち来いとお呼びがかかる
慌てて行くと、デカい猪が横たわり犬が咬んでいる
友達父、オイ、リード着けて離してくれ!
わかった!と、慌ててリードを着けようとするものの、緊張と寒さでなかなかリードが出来ない、
はよせんか!!
と、半分笑いながら、どやされる
やっとの事、プロットを繋ぐともう一頭は、友達父が繋ぎ私にリードを渡す、
ブルが斬られているのが見えた。友達父、傷口を見て確かめ、大丈夫や!
帰ってから縫うわ!なんて、口にする
マジカ? と、思いましたが、以外に犬は平気顔、
この時、思ったのが、犬をコントロールするのが早い、犬も分かってるかの様に素直になる
先に犬直しに行くぞ、それから猪引き出すからな、えっ(´・ω`・)?
どうやって?
そう心の中で…
歩く事30分位? 犬を車に繋ぎ、手作りの橇みたいな物を車の天井ラックからおろして、さぁ、引き出すぞ!
重たいからな~と友達父、
結局、友達父いわく、猪はオスの65キロ位やな、と、言ってましたね
二人で必死に、一生懸命運ぶ、途中小川で、猪の、腹を斬って血抜き、その間、休憩がてらまじまじと、作業を見る、
ようやく運びだし車に…
帰りの道中、ほとんど爆睡、途中、サービスエリアでうどんを食べて帰りましたが、
興奮と、運び出しという大作業と、血抜きという作業の大変さを経験、そして単独猟という言葉を知り、また、捜索できる犬が必要という事、犬が絡んでいる時には発泡出来ない事、至近距離で撃たないといけない等、いくつもの大変を知り、
しかも、今日は運が良かったんやぞ、多分お前が来たからからもな、なんて上機嫌な、友達父、ボウズの日もしょっちゅうやからな、と、
14歳、中学二年生 初猟、初めて生で見る猪、
紀州犬雑ブル他、犬達の作業に、感動し、
私の気持ちは、紀州犬一色に…
続く…