表参道のZARA HOMEにホリデー風のデコレーションアイテムを見に行った時のこと。

 

地下鉄の改札を出るべく、財布に入っているパスモを財布ごとタッチ。はい。そうです。まだ携帯にもApple Watchにも入れていません。パスモ。

 

バッグから財布を取り出すものだから、大体が遅いのだが、改札へ入ってこようとしている人に文字通り「タッチの差」で負けた。負けたという表現がそもそもアグレッシブなんだけれど。

 

私が隣の改札へタッチして出ようとした瞬間、

 

「すみません。」

 

とタッチ競争に勝利した男性が改札へ入りつつ一言。

 

この殺伐とした街東京でなんとも感じがいいではないか?品のいい街、表参道だからだろうか?新橋だったらこういう人あんまりいなそうって言ったら新橋差別?

 

一瞬のことだったので顔を見る暇もなかったけれど、シュッとした感じの身長175cmから178cm、30代後半か40代くらいのイケメン風男性。カッコ良さそうだったのに顔を拝めず残念。

 

Twitterでそれをつぶやいたら友達が、電車を降りる時に男子高校生に「お先にどうぞ」と言われたと返信してきた。彼女曰く、

 

日本も捨てたもんじゃない。

 

とはいえ、ショッピングモールのドアとか、次の人のために押さえると誰も受け取ってくれない。。。人通りが途切れるまでずーーっと押さえ続けることになる。

 

通路の狭いお店ですれ違う時も、「すみません」と一言言えばいいのに、無言で体が触れ合わないギリギリのところで通ろうとする人が多い。

 

お店の通路でベビーカーを押しているママから「気づいてよ」とばかりに、ベビーカーを私の足元ギリギリまで押し出してきて、無言のプレッシャーをかけられたことがある。

 

ベビーカーあるなしに関わらず「失礼します」と言って通る人もいるけれど、少数派。

 

無言のプレッシャーは猫だけでいい。

 

ショコラはご飯が欲しい時、無表情に私の背後にたたずんで、気づくまで無言のプレッシャーを送る。これは「コップのお水、新しいのに替えてよ」という無言の圧力。

 

アメリカだとエレベーター乗ってる人と普通に会話したりするけれど、全くの他人に話しかけるって日本ではまずない。その延長で「失礼します」とか「すみません」を言わない人が多いんだろう。

 

日本には社会はなくて、あるのは「ムラ」だというのを聞いたことがあるけれど、なんとなく納得できる。ムラではご近所さんに陰口叩かれないことが何よりもの最優先事項。近所の人との和を尊ぶのみ。

 

そんな中で、昨日の改札のイケメン風男性は好感度高かった💖やっぱ、表参道、いいな。感じのいい人がいると地域の印象まで上がるわ。

 

 

ZARA HOMEのクリスマスコーナーの一部。一番下の羽のリースを室内の壁にかけるために買おうか迷ったけれど、猫がジャンプして破壊活動を行うことが目に見えているので諦めた。