巷では、新型コロナウィルス以外の理由で五輪の重鎮が曝されている。

ご本人は元より、ご本人の傘下の人たち(太鼓持ち)も驚いていることだろう。

まさか、ウィルス以外で足元が危うくなるのだもの。

 

今日は、その辺りはいい。

もっと、大騒ぎしてほしいのはたくさんの企業がこのウィルスを機に「大雇用調整」をかけているからだ。

 

余りにも唐突な発表は、誰にとっても不安になる。

 

20・30代か58歳くらいならいい。

若ければ、やり直しがいくらでも効くし、

なんなら、別の意味で再チャンスだ。

 

58歳以上の場合は少し多めに退職金をもらえるならば、今の会社での再雇用を諦めればよいだけ。

再雇用といっても、今と同じだけくれるわけでもなく、新入社員程度だからだ。

 

問題は40代50代の半ばまでだ。

転職の意味はまっぷたつに別れるだろう。

 

■働き方に不満を持っていた人で、以前から準備していた人。

■働き方にまずまず文句はなく、不満はあっても飲み込んで、ずっと、この会社でやっていこうと思っていた人。

 

当たり前だけれど、経験と似た仕事に「スライド」するような転職だと、決まりやすい。

 

以前ならば。

 

ただ、今、そのスライドができる業界や職務というのが、すべての仕事に当てはまらないと思う。

特に「サービス産業」は大打撃を受けている。

 

そうすると、やったこともない仕事もトライしないといけない。

給料はもちろん、減らされるだろう。(経験がないから)

それに堪えられるかどうか、二分される。

 

もし、自分に「仕事」の事しか無ければ、給料も減らされ、仕事の内容も見知らぬ内容になったとき、やっていけるだろうか?

 

今後、自分だけが知る「自分の価値」が試されてくるだろう。

 

会社のために仕事だけだった人は、焦るだろうが、

十二分に時間を取り、自分が「転職」をする理由を

つらいだろうが、自分の内側に目を向けて見つめて行ってほしいと思う。

 

そうでないと、「転職」によって、自分自身と大切なものを傷つけてしまうからだ。