碧い空。
流れる雲。
果てのない草原。
そんな風景とは裏腹に。
バス、ガッタガッタのボッロボロです。
これでは外の雄大な景気も、霞んでくる。
唯一、目の前二席に座った女子大生が、俺のオアシスだ。
(どこのオヤジの台詞だ↑。
万が一俺のブログを彼女達が見れば、
抗議のメールが来るでしょう。
だから今謝っておきます。ごめん。)
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オンボロバスに乗り、揺られ揺られて8時間。
予定到着時刻の2時間遅れで、タンザニア・モシの町に到着。
もはや俺の心は、アフリカのバスに何も感じなくなっている。
そうさ。2時間遅れるなんて屁でもないさ・・・
なんて言うと思ったかヽ(`Д´)ノゴルァ。
そこまでお人好しじゃないんじゃヽ(`Д´)ノゴルァ。
誰が5分足らずしか乗らん乗客を確保する為に30分待つんじゃヽ(`Д´)ノゴルァ。
挙句の果てに2時間遅れ?ふざけんなヽ(`Д´)ノゴルァ。
ヽ(`Д´)ノゴルァ。ヽ(`Д´)ノゴルァ。ヽ(`Д´)ノゴルァァアァ。
以上、内なるカメゾウの暴走でした。
すっきりした。
イライラはいけませんな、ほんと。
とにかく。
モシに到着した、女子大生2人と旅亀。
まあ、この町はケニアに抜ける為の拠点に訪れましたが。
もう一つ目的を持って来たんです。
その目的とは他でもありません。
キ
リ
マ
ン
ジ
ャ
ロ
です!!
そう、モシといえば、
あのキリマンジャロ山が拝める町なのです。
が、山頂が拝めるのは今の時期、朝一だけ。
時刻は只今午後5時。
早くもする事がなくなってしまった僕達。
とりあえず、コーシーで乾杯しときました。
ここのコーシーは、まあキリマンジャロ産らしいんですが。
前にも言ったように 、
珈琲の味は僕にはわからないので、
評価は出来ませんですよ、うっほほーい。
という訳(どういう訳だ?)で、翌朝。
僕達は、あやっぺ(O型勝気ショートの方)がセットした目覚ましで起きた。
時刻は午前5時半。
町のオヤジに聞くと、
10時頃まで山のテッペンが望めるという話だったが、
朝日を見る為に僕達はその時間に起きたのだ。
飛び起きる旅亀。
よっしゃ!!待ってろキリマンジャロ!!
と言わんばかりに部屋の扉を豪快に開けて僕は空を見た。
が、目の前に飛び込んできた風景に、僕は目を剥いた。
めちゃくちゃ。
曇っていた。
もうね。
心の底から絶句でしたね、ほんと。
僕は部屋に戻ってその事を、あやっぺとゆりっぺに告げました。
『めっちゃ曇ってるわ・・・』
その言葉を聞いた二人の表情は、落胆の色を見せた。
そりゃそうでしょう。
誰だってそうなるでしょう。
キリマンジャロがどこにあるかすら分からないほど、
空には雲が張り巡らされていれば、
気持ちもとことん落ち込むでしょうよ。
だからそんな気持ちで、
もう見れないかもしれないという気持ちで、
少し晴れてきた10時頃町を歩いた時に、
いきなり目の前にその目指していたものが見えたら。
誰だって後ずさりするでしょう?
『おわっ!!』という声を出しながら、ヨロロっとな。
ユリッペに言われちゃいましたよ。
『リアルに後ずさりした人、初めて見ました。』
はい、そんな旅亀です。
ほら。
皆さんもオワッてなったでしょう?
そう、これがアフリカ大陸最高峰『キリマンジャロ』です!!
もいっちょおまけにどぞ!!
はー!!
キリマンジャロ!!
お前を見る事が出来てよかったぜー!!!!
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