珈琲農園のおっちゃんが言っていた。
『こんなちっさな木の苗がおっきくなって、コーヒー豆が生るんだ』って。
珈琲農園のおっちゃんが言っていた。
『こうやって、雑草から守ってやるんだ。こいつらは俺らの赤ちゃんだ』って。
珈琲農園のおっちゃんが、少し熟れる前のコーヒー豆を一つ毟り、こう言った。
『これが君らがいつも見ている珈琲豆の元の姿だよ』って。
スコップを持ったイカツイおっちゃんは言っていた。
『俺の仕事は、虫に侵された木を葬る事だ』と。
新しい苗を植えるおっちゃんの手は、どこか寂しげだった。
ここはアルメニア・珈琲国立公園。
その場所で働く人達の服や手は、泥に塗れていた。
掌を見ると、
その皺に、
間接に、
叩き(はたき)落としきれなかった土が少量、詰まっていた。
その赤茶色に染まった線を1本1本見ていると、
そのどれもがその人のやさしさを表しているように思えた。
そのやさしさが溢れた手で、
大切に育てられた珈琲は、
きっと格別の味なんだろうなぁ。
コロンビアが珈琲の名産と云われる所以がちょっぴり、
ほんのちょっぴり分かった気がした。
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