雨季には、ホテルの周りに見渡す限りの水が張っていて、空に輝く星々が湖面に映り、
まるで宇宙にいるよう錯覚するという。(この事を以下ウユニの宇宙と呼ぶ)
が、今は雨季と乾季の狭間。
水がねえ!!
くそーーー!!
なんで水がないんじゃあーーーーー!!
ちきしょーーーー!!
このやろーーーー!!!!
・・・って怒ってもしゃーないっすね。
亀ちゃんはウユニの鏡面がダメなら、ウユニの宇宙は見てやろうと思ってた。
でもこのままじゃあ見れん。
見るなら、水が張った場所まで行かなければならない。
この宿から水があった場所までは徒歩で約2時間の距離。
宿のおっちゃんは、もし外を歩くなら、日が暮れる前までには戻ってこいって言う。
砂漠と同じで、遭難する危険性があるからだ。
宇宙を見るなら、もちろん日が暮れる前に戻ってくる事は不可能。
どうする!?
どうする!?
『亀ちゃん、いこっか!!』
悩む亀ちゃんに28歳のタクさんが言った。
・・・・・!!!
そうだ!!行こう!!!
迷ったら、行っちゃえばいいんだ!!
『行きましょう、タクさん!!』
僕ら二人の意志にやられたのか、他の5人にも火がついた!!!
かくして、7人の、星を目指す小さな冒険がはじまった・・・!!
どうにか日が沈む前に湖にたどり着きたい!!!
が、行けども行けども湖は見えてこない・・・!!
そして、やっぱり人は、目の前の誘惑に弱いもの。
沈み行く太陽を前にして、写真を撮らずにはいられないんです・・・!!!
もう既に湖の事なんかお構いなしに、写真を撮りまくる。
そしてとうとう沈んぢゃった・・・・!!!(笑)
宿のおっちゃんが言ったとおり、辺りはまっくら!!
しかし!!
星の輝きは半端ない!!
こんな中で湖に反射する星たちを見たら、おっそろしくキレイなんだろなー!!
なんて思いながら、再び歩みだす7人。
が、ここで脱落者が!!
この時点で既に2時間ほど歩いた状態。
それでいて全く見えてこない湖。
辺りは恐怖を生む闇で埋め尽くされている。
そりゃあ、諦めて当然でしょ・・・。
つるさん、ミジーさん、かんちゃん、たいちゃんの4人が引き返す事を決意!!
諦めの悪い亀ちゃんは、タクさん、その相方はるちゃんと3人で、さらに星を目指す・・・。
30分後・・・。
まだ見えてこない湖、そして、タクさんが言葉を開いた。
『亀ちゃん、俺らも決断の時やわ。ここから先を目指すか、引き帰すか』
その言葉で、糸が切れたように疲れと、絶望感が僕を埋め尽くした。
ああ、ついに・・・!!
ついに、見れなかった・・・!!!
『・・・・』
『諦めましょか、タクさん!!』
その言葉を吐くと、身体の力が抜けたようになった。
うん、たぶんこれ以上探しても、見つからんだろう・・・!!
きっとどこかで道を間違えたんだ・・・。
2度目の、夢がやぶれた瞬間だった。
が、不思議と嫌な気持ちはしない。
だって、ここまで頑張ったんやから。
記念写真を撮って、僕ら3人は、プラヤブランカへ足を進めた・・・。
でも、見れなかった事は、やっぱ悔しかった・・・・!!!!!
ウユニ編・つづく





